2019年2月下旬の投資方針

今年は2019年です。10年代最後の年になってしまいました。10年代最後の1月が終わり、そして2月が終わろうとしています。巷では平成最後の冬みたいな言い方がされていますが10年代最後というのも、ひとつの区切りとして覚えておいたほうが良いと思います。平成よりも10年代の方が馴染みがあるのではないでしょうか。

10年代は相対的に先進国と発展途上国の差が縮まった年代でした。始まった当初に、このようになると予測したひとは誰もいませんでしたね。発展途上国の平均的な生活水準が向上したのに対し、主要先進国の中間層は軒並み下流層への転換を迫られました。先進国の消費マーケットはアメリカを除いて低下の一途を辿り、おそらくどこかで発展途上国側と、一般労働者の賃金が均衡するポイントがやってくるのでしょう。それが来るのが20年代でしょうね。

問題は賃金が均衡したときに雇用者がついてこない点です。人手不足倒産という言葉がありますが、世界的にある程度の賃金が均衡した社会となれば、海外から人材を輸入して人手を確保するという戦略が遠からず破綻することが見えます。これからの世界において労働力に依存しない収益システムの構築を図れない企業は生き残れないでしょう。

収益を得る方法として、労働所得、資産所得、そして情報所得があります。労働所得は労働力によってもたらされる対価ではありますが、これを増やすのはもはや困難です。おかしいな、なにかすごい長期的な展望を書いているのですね。こんなことを想定している記事ではなかったはずなのですが、まあいいでしょう。2019年の2月は相場環境はとても良好でした。S&P500も25000ドルを再び超えることができました。正直言って気温が上昇する春ごろまで回復しないだろうと予測していたのですが、結果的には冬の間に回復することになりました。

問題はこれからどうなっていくかですが、このまま何の問題もなく30000ドルを超える展開にはならないものと予測しています。そこまで一直線に上昇したら逆に怖いです。ということは停滞か下落ということになりますが、下落するにしては更なる下落要因が出てこないといけません。既に出尽くし感もあります。停滞する可能性が高そうです。であれば2019年の今後の投資方針は予定通りのペースで買い付けを行うことですね。これ以外にはありません。

原油について

1月から原油を少し買っていました。含み益は10000円を超えています。10000円のラインで逆指値の売注文を出したので少なくとも5000円を超える利益は出せるでしょう。これは単純に利益を出すことよりもガソリン価格上昇の影響を打ち消すために行っているリスクヘッジの取引なので、これだけ利益が出てくれれば充分です。25円上昇しても200リットルは現状と同じ費用負担でガソリンを入れられますね。短期トレードで利益を出せるトレードができたのは久しぶりですね。終わりよければ全て良し、なかなか楽しいトレードでした。

投資

Posted by @erestage