ArduinoでLEDをチカチカさせる

Arduinoを使ってみる

プログラミングの行き着く先はハードウェアの制御のような気がしています。だいたい、Webから入った人でも最後にはリアル世界の制御をやりたくなってくるのです。Googleが自動運転車の製作に取り組んでいるのは、その一例なのでしょう。皆、仮想世界には飽き足らなくなってきているのです。

そこで、定番になっているのがArduinoです。他にもマイコンボードはありますが、いちばん使いやすいという点で、このイタリア生まれの小さなコンピュータを皆が使っているのです。この小さなコンピュータは普通のパソコンと異なり、電源投入後は設定されたプログラムをひたすら実行し続けます。

arduino01

見慣れたい番号が書かれた端子がありますね。この端子にセンサーなどの各種機器をつけることで、センサーの値を基にして機器の電源をON/OFFしたり、リモコンの赤外線を生成してテレビなどの制御を行ったりすることができるのです。この画像ではLEDを13番ポートに接続しています。

Arduinoの電源はUSBから供給することができます。モバイルバッテリーなどがあれば、どこでも動作させることができるのです。プログラムの書き込みもUSB接続によって簡単に行うことができます。

sketch

さっそくですが、プログラムを書いていきましょう。開発環境は公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。説明については、いろいろなサイトで書かれているので、ここでは省略します。

開発環境を起動すると、関数がふたつあることに気がつくと思います。「setup」と「loop」です。「setup」は起動時に一度だけ実行され、その後は「loop」関数が永遠に呼び出されます。簡単ですね。

ここでは、先ほどLEDを接続した13番ポートを「setup」関数上で出力設定して「loop」関数内で13番ポートの電源をON/OFFしています。つまりLEDが点滅するということです。ツールバーの左から二番目のボタンを押すとArduinoにプログラムを書き込んで実行することができます。LEDは無事に点滅しましたか?

arduino02

Arduino

Posted by @erestage