Arduinoで電圧計を作る
Arduinoで分圧回路を作って電圧を測ることができます。
計測した電圧は、シリアル通信でパソコンに送ることができます。
太陽光発電のバッテリーの電圧監視など、応用範囲は無限に広がります。
説明動画を作成しました
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ソーラーパネルの電圧計測をArduinoで行う
似たようなことをやっている先人のサイトはこちら。
独立系太陽光発電を運用する上で電圧の計測は重要です。
パネルの電圧よりもバッテリの電圧は重要です。電圧を測定しないと、バッテリの残り容量がどれくらいなのかが分からなくなってしまいます。
これまではテスターで都度計測していましたが、できれば常時計測して監視してくれれば便利です。
そんな仕組みを作るべく、Arduinoの開発に取り組んだ記録です。
完成した配線はこんな感じです。
Arduino以外の電子部品は100キロオームと30キロオームの抵抗のみです。写真の右側の抵抗が100キロオームの抵抗、左側が30キロオームの抵抗です。
これは、分圧回路というもので、抵抗値が低いところにより電流が流れるという仕組みを使っています。
なぜ、こんな面倒なことをするのかというとArduinoのアナログポートは最大で5Vの電圧しか掛けることができないからです。
最大電圧が20V近くなるソーラーパネルを単純に接続するとArduinoが壊れてしまいます。そこで分圧回路の出番となるというわけです。
スケッチはこんな感じです。参考元のプログラムと同じです。
乾電池を接続して電圧を計測するとこんな感じになりました。
もし、四角い変なものが表示されたら右下のビットレートが115200になっているか確認してください。違っていると文字化けしてしまいます。
ちゃんとしたテスターで同じ電池の電圧を測ると、こんな感じになりました。
0.02Vの違いしかないので、正確な値だと判断しています。