マインハルト・プリンツ・ピアノコンサート
ウィーン国立音楽大学教授
マインハルト・プリンツ氏はウィーン国立大学の教授です。ウィーンとは日本人には馴染みがありませんが、オーストリアの首都です。オーストラリアの首都ではないので間違えないでくださいね。オーストリア・ケルンテン出身のマインハルト・プリンツ氏は1971年のベーゼンドルファー賞、1973年にはオーストリア学生音楽コンクールに優勝した天才ピアニストです。
ベーゼンドルファーとは聞いたことが無いかもしれませんがピアノメーカーです。日本で言うところのヤマハみたいなものだとご理解ください。オーストリア学生音楽コンクールの優勝賞品として、ハンガリー国立リスト音楽院に留学生として招かれることになります。その後、いろいろあって最終的にはウィーン国立音楽大学を最優秀で卒業しました。以後はウィーン国立音楽大学で教鞭を振るっています。オーストリアを代表するピアニストであるマインハルト・プリンツ氏は世界各地で演奏活動を行っています。ピアノの素晴らしさを世界に広げると共に、後進の育成に努める偉人なのです。
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2016年9月9日、富山県の小矢部市にあるクロスランド小矢部のセレナホールという施設でマインハルト・プリンツ氏がコンサートを行いました。演目は以下の通りです。
- モーツァルト ピアノソナタ KV576
- シューベルト ヴィオラとピアノのためのソナタ アルペジオーネ
- シューベルト セレナード
- モーツァルト 幻想曲
- 霧と離した
- 落葉松
- ベートーヴェン ピアノソナタ 月光の曲
- シューマン お伽の絵本
- シュトラウス 皇帝円舞曲 今日は世界日曜日
- レハール 唇は閉ざしてもヴァイオリンはささやく
今回のコンサートでは、マインハルト・プリンツ氏のご子息であるシモン・プリンツ氏です。シモンと言ってもグレンラガンのシモンと間違えないでください。マインハルト・プリンツ氏の音楽的才能を引き継ぎ、7歳でウィーン国立音楽大学のヴァイオリン予備科に合格するという偉人です。ピアノではなくヴァイオリンに才能が開花し、マインハルト・プリンツ氏が優勝したオーストリア学生音楽コンクールでは第二位になるという成果を成し遂げました。高校在学中の17歳の時にウィーン国立大学ヴァイオリン演奏科に合格しました。幼少期よりオーストリア国内外で演奏活動を行っています。近年ではヴィオラの演奏に活躍しています。ヴィオラとはバイオリンと同じような形をしていますが、バイオリンより低音を出すことに特化した楽器です。