RPAの最新情報をわかりやすく解説【RPAの種類】
日本国内で入手できる主要なRPA
手軽に使える製品は今のところ存在しない。
WinActor(NTT)
NTTが開発した国内シェアNo.1のRPAとのこと。
BizRoboもNo.1と言っているので基準は不明である。
書籍も販売されている。(RPAホワイトカラー革命)
WinAutomation(Softomotive)
海外では有名なソフトで日本語の解説もある。
全て英語なので、導入のハードルがあるが低価格である。
体験版をダウンロードできる。
BizRobo(RPAテクノロジーズ)
国内No.1のRPAサービス(根拠は不明)
不思議なことにWinActorもNo.1とマーケティングしている。
価格が高い。
UiPath(UiPath株式会社)
日本法人は創立が2017年というフレッシュなRPAカンパニーである。
RPAでは唯一、書籍「できるUiPath」も販売されており安心。
ツールの日本語化はされていない。
RPAとRDAの違い
RPAはサーバーから複数のパソコンを制御することができる。(デスクトップ型)
RDAはパソコン上で実行して特定のシナリオを実行します。(サーバ型)
大規模環境向けがRPAで小規模がRDAとなる。RDAは言葉として流行っていない。
- 人間が行っていた単純な事務作業を自動化する。
- システム化するほどではない雑務を自動化するのが目的である。
- ロボット開発にかかるコストを回収できる程度の頻度が必要。
- 年に一回の業務であれば、ロボット化する意味がない。
- ただし、毎日大量の処理をするのであれば、システム化したほうがよい。
- ロボットは画面の変更に弱い(Windows Updateなど)で停止することがある。
RPAのシナリオを自分で作るのは難しい。
現時点ではAIと組み合わさったRPAは存在しない。
OCRについては手書きの数字などは読み取れるようになってきた。
ただし、人間がチェックしなければならない程度の精度に留まる。
RPAがアプリを制御する方法
すべてキーボード操作で扱えるアプリであればRPAは安定して動くが
そのようなアプリは少ない。そのようなアプリであればバッチファイルなどでも自動化できるため、RPAを採用する必要性が少ない。
画像検出方式
あらかじめ記録しておいたボタンの画像などに一致する部分を見つけて
クリックなど操作する方式。
コントロール検出方式
Windowsであればボタンなどのオブジェクトは全てウィンドウオブジェクトとしてシステム上で管理されている。その管理情報からボタンを特定する方式。
電卓などの単純なアプリでは動作するが、表形式で入力する画面などに適用
することは現実的ではない。
動的に生成するコントロールでは正しく判断することができない。
XPath方式
WebアプリであればXPathという仕組みで、画面上の部品を特定することができる。XPathで指定して値を取得したり、設定したりすることでロボット化できる。これも、動的に画面を書き換えるタイプの新しいWebサービスとは相性が良くない。