節税保険と11月下旬の投資方針

2018年11月も後半に差し掛かり、株価も急落の気配を見せる今日この頃です。これだけ勢いよく急落してくれるとは予想外でしたが、下落する理由がよくわからないので、今日は冷静に買い入れを行いたいと思います。もちろんS&P500を買っていきますよ。

急落が続く原油価格

WTI原油(1671)が2600円の大台を割り込んでしまいました。毎年冬になると原油価格が上昇傾向を見せるのですが、今年は立冬に入ってから下落傾向を見せています。主要な要因としてはイラク産原油の禁輸措置が当面取られないということで、需給バランスが緩んだことがあります。もちろん、中東情勢は定期的に不安定化していくものなので、おそらく、今買っておけば何れは多少の利益が出るものと推測しています。1671について、数日前に2900円で逆指値していたのですが、その後も下落の一途を辿り、買い付けは行われませんでした。あの水準でうっかり買っていたら今頃含み損が大変なことになっていたので、買わなくて良かったのですが、今回、予想よりも下落したことでトレードプランを見直して、再びオーダーしました。

その内容としては2800円で逆指値買い、2900円を越えた時点で売却というものです。逆指値買い自体が行われるか良く判らない部分もありますが、1日で150円くらいの変動を見せたこともあるので、買えるときは買えるのではないかなと思います。それは、もう縁の世界の問題なので、これ以上は深く考えないことが大切です。これ以上下落するようであれば更に100円程度下げたトレードプランをもう一個入れて、様子を見てみる方針です。

節税保険というものがあるそうです

金融関係のウォッチャーとして、これまでいろいろな金融商品に目を配ってきたのですが、ここにきて節税保険なる商品が存在することを知りました。企業は保険金を経費として計上することができます。これは年末調整で住宅保険や生命保険の掛け金の一部を経費算入できることからも、よく知られているかと思いますが、この経費計上できる点を利用して、節税しようとするのが日本生命のスーパーフェニックスです。

スーパーフェニックスは外観上は経営者が亡くなったときに支払われる生命保険のような雰囲気があります。ただし、実際には経営者が死亡する前に解約して返戻金を貰うことを目的としています。保険料の半分は支払保険料として経費算入、半分は前払保険料という扱いになります。そして、保険期間の後半の保険料はすべて支払保険料として経費として計上することができるのです。

スーパーフェニックス(日本生命)

それだけでは、何のメリットがあるのか良く判らないでしょう。経費にすることで利益を圧縮して、課税額を減らすことができるのですが、解約時に返戻金に課税されるようであれば、何のメリットもありません。そこが大変なところなのですが、返戻金を役員退職金などとして充てることにより、課税を免れることができるのです。もちろん、役員は個人所得が増えるので、一時的に所得税の課税額が上がりますが、普通に役員退職金を積み立てるのに比べるとメリットが大きいというわけなのです。

まとめ

いろいろな金融商品が開発されています。スーパーフェニックスも良いですが、もっと積極的に資産運用するような社会になるといいですね。そんな保険で退職金を確保しようとするより、設備投資に熱心な役員が増えてくれることを願います。

投資

Posted by @erestage