6881キーエンスとは

キーエンスとはセンサーを作っている会社です。センサーというとスマホにいろいろ組み込まれている印象がありますがキーエンスは工場内で生産設備に取り付けるようなセンサーを作っている会社です。普通に生活しているとキーエンスの製品には滅多に出会うことはありませんが、センサーや計測制御機器については大手企業です。

あとは年収が高いということでも知られています。その分、仕事量が大変らしいので、キーエンスに就職するメリットがあるのかは微妙です。業務の特殊性から、どこまで行ってもキーエンスでしか通用しない業務ノウハウが蓄積されていくだけのような気がします。つまり、キーエンスを辞めた途端にタダの人になってしまうのでは、いくら給料が高くても値打ちがありません。これから就職しようとする人が、この記事を読んでいるとは思えませんが、それでも、キーエンスに行くくらいなら、ベンチャー企業で修行したほうがいいよとか書いておきます。

ジャストシステムの親会社

業績不振のジャストシステムを救済した企業として、10年くらい前にちょっと有名になりました。当時でもキーエンスの経営者は何と意味のないことをするのだろうと思っていましたが、そんな無駄なことができるくらいに財務状況は良好です。売上高は右肩上がりで伸びています。

株価は割高

業績が良くても、60000円を超える株価は個人投資家には、手が届きません。製品にも馴染みがないし、こういう会社は存在してもしなくても何も困りません。銘柄分析の邪魔にしかならないので、早急に100分割とかして、買いやすい価格帯に落として欲しいですね。PERは30倍、PBRは5倍というのも魅力を感じない主たる要因です。

チャートを見てもわかるように、2000年から2013年にかけては一貫して10000円前後を推移していました。そのような企業が、この5年くらいで一気に株価6倍などに化けたのは、とても妖しげな印象を受けます。もしかしたら5年後には10000円に戻っているのかもしれません。そもそもセンサーなどは、中国などでも作ろうと思えば安価に作れてしまう可能性が高いです。

配当利回りは僅か0.33%

前述のように、キーエンスの株はキャピタルゲインを目的として買うケースが多いです。インカムゲインである配当利回りは、わずか0.33%という少なさです。600万円投資して2万円しか配当金が支払われないという、実に不思議なシステムになっています。もちろん株主優待なども全く用意されていないので安心してください。長期目的の投資家が買う銘柄ではなく、投機目的で短期の株価変動を狙うのがキーエンスに対する正しい投資姿勢になります。

投資

Posted by @erestage