8750第一生命ホールディングスとは
最近コマーシャルを見なくなってきた「第一生命」の状況はどうなっているのでしょうか。保険業界は生保と損保に分けることができて、損保の方が経営が良いというのは通説ですが、第一生命は生命保険会社なので心配ですね。
1000円の壁!?
株価チャートを見てみると直近では下がっていることがわかります。1000円近辺に壁のようなものがあるので、1000円を切ったときに判断しましょう。
四季報を読んでみる
四季報によると生保大手と書かれています。契約者数は800万人です。あまり契約者数が多いわけではないのですね。経常収益を見ると右肩下がりで下がっています。
海外事業を拡大している様子ですが、全体に占める割合は少ないです。全体に占める割合が50%を超えていないと信頼できません。経常収益が下がっているところを見ると、明らかに国内事業の落ち込みを海外で補うことに失敗していることがわかります。もっと海外事業に資本投下しないと長期的には倒産しかねません。
しかし、生命保険が人気な海外ってあるんだろうか?医療保険とかは売れそうだけど。
配当利回りは悪くありません
配当利回りは2.7%ということで、日本生命の保険に入るよりは利回りがよさそうです。ただ、自己資本比率が6.5%ということで、とても低いです。生命保険会社はそういうものなのかもしれませんが、自己資本比率が低くて配当利回りがそこそこというのは、経営状況が悪化したら配当がなくなりそうですね。でも金額ベースで見ると3兆円くらい自己資本があるから大丈夫なのかな?
株主優待はありません
残念ながら株主優待は何もありません。保険料が30%オフとかあればいいのに。いや、株は売却できるから保険料の算定を毎日やり直すのは難しいですね。現実的ではありませんでした。