【正規と非正規】生涯年収の違いを考える

20年くらい前に学校で習ったお話では

正社員になれば3億円
フリーターだと1億円

だから、正社員にならないとダメなんだよー。
というお話をよく聞いていました。
それはもう、人生で2億円も違うのですから、大変なことです。

ただ、これまで正社員を続けてきましたが、給与明細を見る限り、どこをどう転がしても生涯年収が3億円に届くことが無い気がしたので、最新の情報を確認してみました。

すると、驚くべきことが判明しました。

正社員は1億3000万円
フリーターだと7692万円
賃金構造基本統計調査より

だそうです。
差は5000万円も無いのです。

気をつけなければならないのは、労働時間が異なるという点です。
フリーターは1日平均6時間勤務ですが、正社員は9時間で、1.5倍の差があります。
賃金の差が1.7倍なので、時間給に換算すると ほとんど差がありません。

これは、夫婦共働きでないとダメですね。
共働きでも、20年前の片働きの収入に満たないのです。

そして、フリーターの時給は上がり続けています。
地方でも1000円を超える時給提示は珍しいものではありません。
ということは、正社員になる意味なんて無かったのではないか?
学校はウソを教えていたのではないかということになります。

もちろん、20年後には、更に逆転している可能性もあります。
または、国民総アルバイト状態の破綻国家になっている可能性もあります。

どちらになるにせよ、正社員にはさほどの値打ちが無いようですね。

投資

Posted by @erestage