投資を始める前に知っておくべきこと

自分が働いているうちは投資など不要という考え方もある。
しかしながら、投資というのは本来時間を味方につけるものである。
時間というのはすべての人にとっては有限である。
したがって、より若いうちから投資を始めたほうが期待できるリターンは高くなる。
だからこそ、定年になってから投資を始めるなどということは、やってはいけない。
それが、不動産投資であれ株式投資であれ、健康寿命の間に回収できる見込みは無い。
もちろん、資産を子息に残すことに力点を置くのであれば、それでも構わない。
ただ、不用意に資産を残すと相続面で争いがおこることは覚悟しなければならない。
遺言を書いたら大丈夫というものでない。例え均等に分配しても、兄弟姉妹のいざこざは彼らの生涯続く可能性が高い。
ましてや、不動産のように均等に配分することができない資産では争いの素だ。

リスク資産への資金流入が続いている。
日経平均株価は23500円の節目を越えた。もちろん、自民党総裁選の結果もあるだろう。
しかしながら、今回の株高は世界的に見ても株高傾向なのである。
世界中でリスク資産への資金流入が続いている時期だ。
インデックス投資をしている上で、この時期はなかなか厳しいものがある。
口座の含み益はどんどん増えていくが、新規の買い付けが割高に見えてしまう。
そうは言っても、粛々と買い続けるしかない。単品買いは控える必要があろう。
ただ、どうなのであろうか、この水準で買ってもいいという投資家がかなり多いように見える。
日銀のETF買いなどは既に止まっているだろうか、これは普通に株高ということになる。
むしろ、日銀はこの時期に売ってしまって現金のストックを増やすのも手である。

三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)は手持ちの投資信託の中で最も低成長なものだ。
普通は良い投資信託を薦めるのであろうが、儲からない投資信託というのもある。
この儲からない投資信託も、某書籍で薦められていたので積み立て投資を続けてきた。
ついに評価額が100万円の大台に乗りそうなので、そこで積み立てを止めようと思っている。
何故儲からないのかを冷静に振り返ってみよう。
もちろん、全然儲かっていないわけではなく、含み益はそれなりにある。10%くらいかな。
この投資信託は債権が40%組み込まれているのだけど、債権が実に人気がない。
また、株式、債券、REITを組み合わせているので、信託報酬が高いのも難点のひとつだ。
信託報酬(0.73%)と財産留保(0.15%)をあわせると実に1%近くが掛かっている。
財産留保はまあ、いいとしても、信託報酬の高さはこれから長期保有するにあたって厳しそうだ。
もちろん、貴重な債権を含む銘柄なので当分は売却する予定はない。
確かにバランス型ではあるので、最後に売却する銘柄になるだろう。

カーネギー著「道は開ける」より『一体どこでお金を借りればいいのだろうか?それは銀行である』という記述があった。
その後には理由として『銀行は厳しい規則のもとに業務を行っている』と記述されている。
本当だろうか?今後もスルガ銀行のような悪徳銀行が出てくるのではないか?何事も妄信は禁物である。

投資

Posted by @erestage