パン給食が減っている理由【採算割れ】

給食用のパンの供給が減っています。

そもそも、あのパンは明らかにメーカー品ではありませんでした。
聞いたこともない製造元の刻印がされた箱で配送されていました。
おそらく「ヤマザキ」とか「シキシマ」の【給食】を食べたことがある人は居ないのではないでしょうか。

そして、街中のパン屋さんの名前でも無いのです。
本当にドコに所在地があるのかもわからないような謎のパンが支給されていました。
当時から疑問に思っていたのですが、あれは安値で買い叩いたパンだったのです。

給食パンは専門の業者が作っています。それ以外のパンを作ることはないのです。年間のパン給食の日は50日くらいしか無いとのこと。年間稼働日数が50日では、それは倒産するのも仕方ありません。

パン工場倒産のメカニズム

  • 小麦の値段も上がる
  • 低賃金のパン工場に人が集まらない。
  • パン給食の実施回数が少ない。

減少傾向に拍車が掛かる

6000社の給食用パン製造業者は現在1300社程度しかありません。
それだけあれば充分な気がしますが、それでも足らないのです。
すべてが小さい会社なので、トラックの維持費も出せないのです。

そもそも、そんな零細業者に無理をさせていたのがおかしいのです。
給食制度の価格設定を見直すべき時期でしょう。
または、給食制度自体を廃止することも経済の活性化につながります。

零細業者を社会から一掃することが生産性向上のカギです!

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Posted by @erestage