生命保険で節税する方法があるらしい【税理士】
生命保険で節税する方法が廃止になってしまうというニュースがありました。
保障に加えて、節税もできるということで投資メリットがありました。
そもそも、節税という訳ではなく、解約して戻ってきた保険料は雑収入扱いになります。
現実的には解約する年に、会社から同額以上を役員退職金として支払うことによって利益を圧縮して、法人税を節税することができるというスキームです。
退職金は所得税率が低いので、この組み合わせで行けばかなり効果的な節税になります。
仕組みを見たら判りますが、退職金制度と組み合わせないと解約年に法人税が掛かるだけでほとんどメリットがありません。もちろん課税時期を繰り延べるだけでも、長期的に見ると法人税は下がっていくのが国際的な潮流になっています。繰り延べるだけ有利になる可能性があります。
全損タイプ
支払った保険料の全てが損金、つまり経費として計上できます。
半損タイプ
支払った保険料の半額を損金、つまり経費として計上できます。
資産計上型
保険料は資産として計上され、経費とすることができません。
まとめ
退職金と組み合わせる必要があるので若い経営者には意味がありません。
役員退任の10年くらい前から加入を考えていきましょう。