歯列の矯正治療についてまとめました

   

歯列矯正治療とは、歯の位置や傾きを移動させることで、歯並び全体を調整します。

矯正装置(ブラケット)

歯の矯正装置を見たことがある人も多いでしょう。歯にワイヤーが付いているものです。あの装置のことを「ブラケット」と呼びます。どのように歯と固定されているのか疑問に思うかもしれません。歯との固定には接着剤(医療用のセメント)を使用しています。治療後には外すため、歯を傷つけずに外せる程度の強度で接着されています。

ブラケットは継続的な圧力で歯を動かします

歯は一時的に圧力をかけたくらいではビクともしません。しかし、継続的に弱い力を加えることで、僅かに移動していきます。この原理を利用することで、歯科矯正治療は成り立っています。

ブラケットは外れることもあります

接着強度に制限があるため、食事中などにブラケットが外れてしまうことは、あり得ます。ブラケットが外れてしまったときは、かかりつけのクリニックに連絡して指示を仰いでください。外れた箇所によっては、ワイヤーが口腔内を傷つけてしまうこともあります。

矯正治療で歯の寿命を延ばすことができる

歯並びが悪い状況では、歯磨きを難しくなります。それにより、虫歯や歯周病になるリスクが増大するのです。また、噛み合わせも重要な要素で、多少でも不整合があると、顎全体のバランスが崩れてしまいます。それにより、特定の歯に負荷が掛かるという現象が発生してしまいます。負荷が掛かり過ぎた歯は消耗が激しくなり、最悪の場合は抜けてしまうことになります。

永久歯は抜けると二度と生えてきません

厚生労働省の「ハチマルニイマル運動」という言葉はご存知でしょうか?これは、80歳になったときに20本以上の歯が元気に残った状態にしようということを目指しています。日本では歯の健康に関することが軽視されています。歯の寿命が尽きるということは、動物としての寿命が尽きることと同義です。そのため、欧米などの先進国では歯科教育が行われています。また、歯並びが悪いということは「恥ずかしいこと」という概念があり、多くの人は子どもの頃に矯正治療を行っています。

矯正治療後に元に戻ることがある

ブラケットで矯正治療をしても、治療後は自然に元の歯並びに戻ろうとしてしまいます。そのため、矯正治療後には、位置を維持するための透明な器具「リテーナー」を就寝時などに使用します。リテーナーにより歯の位置を安定させることができます。医師による継続的な経過観察と、指示された期間中はリテーナーの装着を忘れないようにしましょう。

 - 特集記事