防災用アルファ米「尾西のわかめごはん」を調理

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尾西のわかめごはんが賞味期限になったので調理して食べてみました。
この尾西のわかめごはんは東日本大震災のあとに防災用として購入したものです。
水またはお湯を注ぐだけでごはんができるという商品です。
アルファ米という、よくわからないお米だったので、調べてみました。

まず、アルファ米とはどういうことでしょうか?コシヒカリとかの仲間?
公式サイトにも書いてありました。
https://www.onisifoods.co.jp/about/alpharice.html

アルファ米の『アルファ』とは、お米に含まれる「デンプンの状態」を示しています。お米は70~80%がデンプンでできています。生デンプン(生米)は、そのまま食べてもまずく、消化しにくいため栄養になりにくいのですが、水を含ませ熱を加えると、美味しくて、しかも消化しやすいデンプンに変わります。これを「アルファ化デンプン」といいます。

この「アルファ化デンプン」は、とても不安定なデンプンで、そのまま放置しておくと、また生デンプンへ戻っていきます。つき立ての“軟らかいおもち”がカチコチの“硬いおもち”に変わる、“炊き立てのご飯”が“ポロポロのご飯(冷や飯)” に変わるのは、「アルファ化デンプン」が生デンプンへ戻る現象なのです。

しかし、この生デンプンに再度、熱を加えると、再び「アルファ化」に変化し、軟らかいおもち、ふっくらとしたご飯に戻ります。この様に、デンプンとは非常に面白い特性を持つ物質なのです。アルファ米は、この面白いデンプンの特性を生かした食品です。

アルファ化したご飯は水分を除く(乾燥)と、生デンプンへ戻らず「アルファ化デンプン」の状態を保ち続けます。そして、このアルファ米にお湯や水を加えると、煮炊きせずとも、軟らかく美味しいご飯ができ上る、という訳です。

つまり、デンプンの状態がアルファ化しているということを示しています。
単純にわかめご飯を乾燥させただけの商品ではなかったということですね。
高度な科学技術で作られているようです。

でも、製造工程を見ると「炊いたお米を適度に乾燥させる」としか書いてありません。
結論としては、そういうことなのかも。

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実際にお湯を入れて調理したものを盛り付けてみました。
給食に出てきたわかめご飯と同じくらいの見た目にはなっています。
ごまは添付されているので、上に振りかけてみました。
ごまがあると見た目がキレイになって、食べやすいです。

実際の味も、そんなに悪くはありません。
食感に関しては、普通に炊いたご飯には遠く及びませんが。
防災食として食べるぶんには十分なおいしさでしょう。

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Posted by @erestage