フランスワインのAOC制度について

AOCとはアペラシオン・ドリジン・コントローレの略称です。
フランス語なので、なんだそれ?という印象しかないでしょうが、日本語に訳すると「原産地統制呼称」ということになります。原産地によって指定された名称の産地を名乗ることができるようになります。そして、日本でよくある産地偽装のようなことをすると罰せられる仕組みになっています。AOC制度が始まったのは1935年のことなので、ワインの長い歴史からすると、わりと最近に始まったシステムなのです。

ワイン入門にはAOCボルドーがよい

AOCボルドーを名乗れるのはジロンド県全域になります。ボルドー県というものが存在するわけではありません。ボルドーとはジロンド県の中心都市を指します。このAOCボルドーはワインの基点となるものであり、入門用のワインとして広く勧められています。ボルドーワインは赤ワインが主体となっており、白ワインも生産されてはいますが、全体の生産量の8割程度は赤ワインとなっています。そして、赤ワインに使用されている主な品種としてはカベルネ・ソーヴニヨンがあります。ワインにカベルネとか書かれていると、カベルネ地方のワインだろう?とか誤解しがちですが、それは品種名なので気をつけましょう。

入門に適したAOCボルドーワイン

ワインの入門書「読めば身に付く!これが最後のワイン入門」で紹介されているボルドーワインとしては赤ワインは「ムートン・カデ・ルージュ」白ワインは「バロン・ド・レスタック・ボルドー・ブラン」があります。どちらも1,500円前後で購入することができます。ネットでも購入できますが、ワインコーナーが充実した大型スーパーなどに行けば、もう少し安い値段で購入することができるので、近くにあれば探してみるのもよいでしょう。

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Posted by @erestage