300万円で会社を買ってみよう系まとめ

300万円で会社を買ってみようという話は、おそらく堀江氏が最初に広め始めたはずです。最初から起業するよりも、すでに経営が回っている会社を買収したほうが効率的であるという点については同意できます。ただ、買収時の顧客もだんだんと減っていくので、先代経営者が営業担当をかねていた場合は、自分自身も営業ができないと、経営が苦しくなってくる可能性があります。

不動産投資だと、売却ができなくて苦しむことがあります。その点は会社経営であればいつでも好きなときに廃業できるというメリットが大きいです。従業員をどう処分するかは難しいですが、退職金制度などを作らないか、意味の無い制度にしておけば大丈夫だということでしょう。いずれにせよ、アパートの入居者を退室させるよりは簡単です。

そもそも、中小企業は日本国内で激減しています。経営者が自分で畳むケースが多いのですが、激減しているということは失業者で溢れかえりそうなものですが、実際にはそんなことにはなっていません。同業他社と経営統合という形になったり、従業員は移籍ということになることが多いです。そんな中、規模を大きくできずに単に買収だけされた企業は競争力を失い、従業員の確保も顧客の確保も難しくなるでしょう。なにより従業員の確保が難しいのが問題です。

投信信託と株をあわせて300万円は遥かに超える金額を運用している身としては、すこし興味深いテーマではあります。まあ、ミニバンとかよりは安かったりするので、買う分にはなんとかなりそうですが、つまるところ社長に値打ちがある日本の中小企業を買っても仕方ないよね。みたいなことを言いたいわけです。後継者を育てることもできないくらい余裕の無い企業の未来はありません。

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Posted by @erestage