4563アンジェスとは

アンジェスは大阪大学医学部の森下教授が創業したベンチャー企業です。いわゆる創薬ベンチャーのひとつです。大半の創薬ベンチャーは「難病を治すことができる遺伝子治療薬」の開発と上市を目指して頑張っています。医薬品は膨大な費用をかけて臨床データを集めないと認証されません。そのため、リスクが大きい分野です。臨床データを集めた結果、効果が無いという可能性も高いのです。そうなれば収益性は見込めません。リスクが大きく大手製薬会社ではなかなか参入できない分野であるので、ベンチャー企業にも勝機があるのです。

主要株主は証券会社

筆頭株主の構成は塩野義製薬が筆頭株主になっていますが、続くのがSBI証券、野村證券、大和証券などの大手証券会社です。これは証券会社のディーラー部門が持っているという認識でいいのかな?2018年10月にも三田証券に割り当てして増資したと記録されています。これだけの証券会社が保有しているということは将来性が見込める企業ということでしょうか?でも証券会社の予測って当たらないから微妙ですね。

営業利益、経常利益、純利益は全てマイナス

今年に至るまで、いちども利益を出したことの無い企業です。そして今後の見通しでも赤字になる予定です。魅力あるのかな?この会社に?バフェットであれば手を出さないでしょうね。

株主優待があります

製薬会社で株主優待というのも珍しいですが、ベンチャーで株主優待というともっと珍しいです。このアンジェスには株主優待制度があります。ただ、割引価格で商品が買えるカタログが届くだけなので、株主優待としてのメリットはあまりありません。しかし、株主優待制度が存在するというだけでも、評価ポイントのひとつにしておきたいです。

まとめ

大手証券会社がアンジェスの株を買い集めている。
収益が立つ見通しは当分なし。
株主優待制度がある。

投資

Posted by @erestage