ボッタクリ手数料!【トラノコ】を斬る!

最近、いろいろなところで広告記事を見る「トラノコ」という詐欺紛いの投資システムがあります。手数料が安いと言い張るのですが、客観的に見てもボッタクリ水準です。決して手を出してはなりません。

手数料① 運用報酬

これは、掛かって当たり前ですが、トラノコの場合は年利0.3%も取られます。0.1%台の投資信託も増えている中で、3倍もコストが掛かるのです。0.3%くらいと思うかもしれませんが、 銀行預金で0.3%なんか貰えませんよね。トラノコはあなたの資産を奪っていくのです。そして、運用報酬は運用がうまくいかなくて赤字になったとしても運用資産の0.3%を奪っていくという点に気をつけなければなりません。

手数料② その他手数料

意味がよくわからないのですが、その他手数料というものがトラノコの場合は加算されます。昔の投資信託では買い付け手数料という購入時に課金される商品がありましたが、買い付け時の手数料が掛からないノーロードファンドが増えて、あまり目にすることはなくなりました。トラノコの場合、毎年0.06%から0.1%掛かると記載されていますので、運用報酬のような謎の課金のされかたをしています。実質的に運用報酬が滅茶苦茶高いということを暗に示していますね。

手数料③ 月額利用料

普通の証券会社だと、口座を開いただけでは手数料が掛からないものです。そんなことをしなくても売買手数料や運用報酬などで採算が取れる仕組みになっているのですが、トラノコの場合は勝手が違う様子です。なんと月額300円もの高価な月額手数料を要求してきます。これは投資金額に関わらず300円なのです。年間3600円ですが、それだけの金額を運用で生み出そうとすれば、少なくとも数十万円単位の投資が必要になります。それだけ投資してやっと月額利用料を打ち消せるのです。100万円以下の少額資本ではトラノコで利益は出ないでしょうし、その程度の予算があるのであれば普通にネット証券の口座を開いたほうが確実です。誰も利益を得ないスキームなのです。

手数料④ 出金手数料

これだけ手数料漬にしておいて、さらに出金時にも300円を奪い取ろうとしていくのが、トラノコの精神です。これは金額に関わらず300円なので、仮に1万円を出金すると出金額の3%がトラノコに奪い取られてしまいます。普通に考えてあり得ません。絶対に採算が取れない仕組み。それがトラノコの恐ろしさです。トラノコに興味がある人は、普通の証券会社と比較してみて、手数料が掛からないところを選びましょう。

まとめ

金持ちは決して使わない。それが「トラノコ」。老後破産への特急券です!

投資

Posted by @erestage