Apacheで公開されるファイル
はじめに
前回、Apacheのインストールと起動まで行いました。
この時に「It Works!」という謎のページが表示されることを確認しました。
自分の作ったHTMLを表示するにはどうすれば良いかを説明します。
操作手順
/Apache24/htdocs/ 配下のファイル
初期状態ではインストールしたApacheのhtdocsフォルダ内のファイルがApacheで公開されます。
この中には「index.html」があり、その中身は下記のようになっています。
<html><body><h1>It works!</h1></body></html>
これが「It Works!」の正体です。
試しに書き換えてみましょう。
<html><body><h1>あいうえお</h1></body></html>
ブラウザで再読み込みすると、書き換えた内容が表示されます。
つまり、htdocs配下に公開したいファイルを置いておけばブラウザから見ることができるのです。(初期設定の場合)
公開フォルダ「DocumentRoot」を「htdocs」以外にする
さて、この「htdocs」ですが「名前が気に入らない」とか「公開したいファイルが別の場所にあるんだけど?」というケースがあるかと思います。特に開発ツール上で製作している場合、そのプロジェクトフォルダを公開フォルダにできないと都合が悪いです。
ここまで、公開フォルダと仮称で呼んできましたが、Apacheではこのフォルダのことを「DocumentRoot」と呼んでいるので、以下は「DocumentRoot」で統一します。
設定ファイル(/Apache24/conf/httpd.conf)を開きます。
DocumentRoot "c:/Apache24/htdocs"
のように記述されている場所を下記のように書き換えます。
DocumentRoot "c:/Apache24/abc"
あとはApacheを再起動すれば指定したフォルダの内容が公開されます。
存在しないフォルダを指定するとApacheが起動しないので気をつけましょう。
まとめ
Apacheの設定ファイルは長いので気が滅入りますが、それぞれの項目はそんなに難しくありません。