1000万円貯金するくらいなら投資にまわそう!【体験記事】
貯金の残高が1000万円を超えたのは15年くらい前のことになる。
その時期に株式投資に少しだけチャレンジしてみた。
SBI証券の口座を開いて、50万円を入金したのだ。
ディスプレイを沢山表示してグラフに囲まれてトレードする「デイトレーダー」というものに憧れたのだ。
いろいろな株を買った。鉄道会社系には結構ハマっていた。
当時は「その会社の商品」を知っているかどうかだけで銘柄を選別していた。
そんなことをしていたら長く続くはずがない。
冷凍食品を良く食べていたので「ニチレイ」を買ったりした。
そのニチレイが不祥事で株価が一気に急落。一日にして10万円の損失を抱えてしまった。
その10万円の損失を取り返そうとして、無理なトレードを続けた結果、損失は18万円にまで広がった。
口座残高が32万円ちょっとになった時点で「株式投資は無理だ」と判断して、マーケットから撤退した。
そのまま、SBI証券の口座は5年くらい放置したのだ。
サブプライムローン危機とイオン
仕事をしていたので、預金残高は順調に増え続けた。
男というものはオンナに嵌らなければ、お金が貯まる一方だ。
サブプライムローンが崩壊して世界金融危機になった頃、預金残高は1700万円くらいになっていた。
日本株は7000円台にまで沈み込み、二度と浮上することは無いように思われた。
ちょうどその頃、近所にイオンのショッピングモールが出来た。
イオンのショッピングモールには「ラウンジ」というものがある。
そこに入ってみたくて、条件を調べてみたところ、イオンの株を買って「オーナーズカード」というものを手に入れれば「ラウンジ」に入れるということが判った。
イオンゴールドカードでも入れるのだが、年間に100万円を使わないとゴールドカードにならないそうなので、当時は諦めた。
ここまで書けば判るだろう。「ラウンジ」に入るためだけに、SBI証券にログインしたのだ。
イオンの株も、当時は値下がりしていて、700円台で購入することができた。
今、イオンの株価は倍以上になっている。
今になって考えると、あの時期は株の大バーゲンだったのだから、全預金を株に投下してもよかったと思う。
インデックス投資を始める
イオンの株を購入してから、SBI証券の口座は再び永い眠りについた。
インデックス投資というものを知ったのは2014年の1月4日だった。
正月休みの最終日、近所の大型書店に遊びに行ったときに、見つけた本だ。
投資信託は、この8本から選びなさい。
という本。Amazonで探したら、今でも売っているらしい。
人口が増え続ける、全世界の成長に賭けてみよう!という観点は、この本を読むまで、全く持っていなかった。
そして、この時期にインデックス投資に取り組んだ人間はあまり居なかったのだ。
この本を買うことは無かったが、投資信託の名前はちゃんと記憶した。
たったひとつだけ「イーマクシス 先進国株式」と。
早速、SBI証券にログインして、積立投資の設定をした。
確か、毎月1万円、積立購入する設定をした。
最初の半年くらい、微妙にマイナスで運用していたが、それから先は基本的に利益が出続けていた。
積立額はドンドン追加して、最終的には月に3万円くらい積み立てていた。
国際投資の展開
海外株のほうが儲かる!そう確信した。
それは今でも変わらない。
先進国株式を中心に、低コストファンドに分散投資している。
この5年くらい、先進国株式の中でもアメリカの成長が目覚しかった。
やはり、人口が増えている国のほうが成長に無理が無いのだろう。
そこで、今はS&P500を中心に、積立投資をしている。
最終的に言いたいことは、貯金よりもアメリカに投資した方が良い!
ただ、それだけだ。
ここまで、読んでくれる人が居ると嬉しい。