6366千代田化工建設とは
LNGプラントで国内2位の大手企業
2019年1月の日経ビジネスにおいて1000億円の金融支援を要請したとの記事が出たことで株価が乱高下しました。限りなく経営危機の会社であり、どうなるかは予断を許さないプラント大手、千代田化工建設です。
三菱商事が大株主
バブル崩壊後の経営再建時に三菱グループから経営支援を得た経緯から三菱商事が大株主になっています。だからこそ、この経営危機も三菱のチカラで何とかなるのではないかと市場では憶測されています。300円台は買い時!などと買い煽る記事もありますが、そのような台詞に踊らされると、大変なことに遭うかもしれません。本当に買い時ならば、それを書いている人は何故、黙って買わないのでしょうか?三菱商事はケンタッキーの株を手放したのに、千代田化工建設は手放さないあたりが、どのような経営方針なのかよくわからないですね。
業績悪化で配当はゼロです
業績の悪化で配当はゼロになっています。PERは算定不可、PBRは1.96倍と、絶望的な水準です。売上高に上昇の機運が見えない限り、この会社を買うことはないでしょう。
社長が優秀でもダメなビジネスはダメ!
バフェットの言葉のひとつですね。収益性の悪い千代田化工建設はダメなビジネスであると言えるでしょう。社長がいかに優秀な人物であろうが、三菱が資本注入しようが、最終的に崩れるものは崩れると腹を括って挑む銘柄です。なんというか夢を感じることができない会社なので、きっとダメなのでしょう。クリスマスの頃に250円まで下がったものが350円まで持ち直してきたことで更なる利益を掴もうと、人が集まってきている銘柄ですが、このような銘柄は最終的にどのような形態に落ち着くのか読み取ることが実に困難なのです。