6594日本電産とは

日本電産について日本電気との混同されている投資家の方もいらっしゃいますが、これはまったく別の会社なので注意してください。日本電産はたまに売買金額上位に上がってくる企業なので名前を知っている人も多いでしょう。

モーターを作っている会社です

日本電産はモーターを製造している会社です。そういえば高校のころに、確かこの会社の人が会社説明会に来ていた気がします。もちろん、入社はしませんでしたが。当時は何の魅力も感じない会社でしたね。得意なのがハードディスク用などの精密な制御を行うモーターですね。四季報を見ると最近は車両用、産業用などの大型の機種も手がけています。

筆頭株主は永森重信

筆頭株主は創業者でもある長森重信です。創業者がまだ存命という上場企業はわりとありますが、機械系でこれだけの規模で初代が活躍しているというのは珍しいですね。ただ、この手の会社は3代目で滅ぶという法則があるので、そのうち滅亡するような気がしないこともありません。

直近の業績は悪化している

2018年11月と12月の売上高が急減したとしています。永森重信会長は会見で「変化は尋常ではない」と発言していますが、米中貿易摩擦の影響をモロに受けているという見かたもできます。中国の工場に投資しつつメキシコの工場も増強するというのは企業体力的にはなかなか厳しいものがあるはずです。そして、モーターがこれからも使われるのか?という問題もあります、ありとあらゆる機器が駆動部を減らす方向性であり、ハードディスクというデバイスもSSDにとって代わられてしまいました。ロボット用の需要が増えるという楽観的な意見もありますが、それは、日本電産の製品でないと困るのでしょうか?他の国のメーカーと差別化ができないような製品ジャンルでは意味がありません。

最小投資金額が100万円を超える

最小投資金額が100万円を超えるということで、投資へのハードルが滅茶苦茶高い会社です。ファーストリテイリングなどもそうですが、ハードルが高い会社は買うのが難しいです。ただ、2019年に入ってから、他の銘柄とは異なり反発の勢いが全く無いという点が注目を集めています。一般的に言うところの出遅れ銘柄であるという見解もあります。単に業績が悪いだけかもしれないですが。最小投資金額の高い銘柄は株価の動きが緩慢なので、逃げる時間が稼げますね。

テクニカル指標は普通ですね

あまり、こんなことは書きたくないのですがテクニカル指標は普通の値を示しています。PERは23倍、PBRは3.57倍です。EPSが517倍なので、冷静に見ると割高な気がしますね。配当利回りも0.8%くらいしかないので、魅力がさっぱりよくわかりません。株価が割高では意味がありませんね。

市場平均と逆行する株は買ってはいけない!

いつもの通りですが、市場平均と逆行する株は買うと悲惨な事態を招く可能性があります。日本電産の株価は日経平均が上昇している局面で急落しており、また業績が改善する見通しも立たないことから、購入するのは避けたほうが良いでしょう。

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Posted by @erestage