脱毛クリームのひみつ

脱毛クリームの仕組み

脱毛クリームというものが世の中にあることは知っていても、その動作原理を知る人は少ないのです。「毛根になんらかの方法でダメージを与えて毛を生えなくする」とか、もっともらしい理由を考え付きますが、そもそもダメージって何?という話になってくるのです。

意外にも脱毛クリームとは毛根にダメージを与えるのではなく、表面に見えている毛を溶かすことで脱毛を実現しているのです。毛の生える機能自体は何も変化していないので、時間が経過すると、また生えてきます。基本的にカミソリで剃る行為と何も変わらないということです。

どうやって溶かすのかというと、理科の時間に習った酸とアルカリのアルカリを使います。赤いリトマス試験紙が青くなる方のアルカリ性です。水酸化カルシウムなどが使われますが、肌に触れてよいものではありません。短時間ならば皮膚のバリア機能でなんとかなるそうですが、比較的長時間塗った状態になる脱毛クリームという特性上、肌荒れを起こす危険性は決して低いものではありません。

脱毛クリームを使用するのはできれば避けたほうが肌のためには良いです。とは言ってもエステや美容外科で光脱毛やレーザー脱毛をするのは時間と費用から見ても厳しいものがあります。レーザー脱毛は病院でないとできないので、そんなに簡単には行けないし、エステなどの脱毛サービスは美容外科のレーザー脱毛機より劣る性能の割りには大して値段が変わらないという問題があります。一回当たりのコストが安くても施術回数が増えることによってトータルコストで見るとかえって高価になるということもあります。脱毛クリームで肌が荒れると、さらに治療費と時間と、精神的なダメージが増えるので気をつけて使うようにしましょう。

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Posted by @erestage