シーライドライン逆走事故原因【自動運転】
新交通システムの「シーサイドライン」で1989年の開業以来初の人身事故が発生しました。30年以上、正確に走り続けた列車が、2019年6月1日の20時頃に新杉田駅で突然逆送したのです。この事故で15人が怪我をして、その内の6人は重傷という惨事になりました。
新杉田駅は始発駅
シーサイドラインは新杉田駅から金沢八景駅までを海岸沿いに結ぶ路線です。どちらの駅も横浜市中心部からは離れており、沿線住民以外では、八景島シーパラダイスに行く観光客が利用するくらいで、首都圏在住の方でも路線の存在をしらない方が居るくらいの割とローカルな路線です。
金沢八景駅の延伸が影響?
金沢八景駅は今年(2019年3月)に開業した新駅です。新駅追加に伴い、自動運転のプログラムも書き換える必要があり、その際にミスがあった可能性は否定できません。国の運輸安全委員会による鉄道事故調査が行われますが、調査結果の発表が待たれます。
老朽化した新交通システムは危険!
新交通システムと言っても、開業から30年以上が経過して老朽化が目立ちます。通常の鉄道とは異なり、車両が大量に生産されているわけでもなく、非常に高価です。また、基本的に路線毎のオーダーメイドなので、中古車両を払い下げして新しい車両の購入に充当することもできません。
既に開業時に活躍していた技術者の大半は退職しており、車両の特殊性から今後の安全性への不安は拭えません。メーカーとしても、国内で更に路線が増えるとは考えにくいため、新交通システムの開発部門に大きな予算を投じることは無いでしょう。結果として、新交通システムは危険な乗り物になっていく可能性が高いです。
全国の新交通システム
- ゆりかもめ(東京都)
- 日暮里・舎人ライナー(東京都)
- ニュートラム(大阪府)
- ポートライナー(兵庫県)
- アストラムライン(広島県)
まとめ
新しい新交通システムが必要になる。