徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。
久しぶりに名言ツイートがヒットしたので紹介します。
徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。
内村鑑三著『代表的日本人』より。西郷隆盛のことば。ものごとを徳をもって行っていれば、自分で求めなくても自然と財力が生じてくるというもの。人に尽くせば回り回って潤ってくる。心学の普及に貢献。『前訓』『知心弁疑』など。#名言#名言集
— えれすて@プログラマー (@erestage) 2019年9月2日
こちらは内村鑑三さんが書いた「代表的日本人」に掲載されている名言です。
内村鑑三さんとは?
内村 鑑三(うちむら かんぞう、万延2年2月13日(1861年3月23日)- 昭和5年(1930年)3月28日[1])は、日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者。福音主義信仰と時事社会批判に基づく日本独自のいわゆる無教会主義を唱えた。「代表的日本人」の著者でもある。(Wikipediaより)
江戸時代に生まれた方のようです。昭和初期に鬼籍に入られていますが、享年は89歳ですね。当時にしてはかなり長命な方だったようです。
札幌農学校を卒業されています。農学校と言っても当時はエリート養成施設なので、なかなか優秀な若者時代だったのであろうと推察されます。
生涯で3度も結婚していることにも驚きました。
1884年には私費でアメリカに渡航するという、当時としては珍しいことを成し遂げています。23歳くらいですね。当時は太平洋を渡る旅客機などは無いので、船旅をしたことになります。多感な時期に船中で長期間過ごすというのは、なかなか過酷であったでしょう。
まとめ
徳に勤める者、つまり善い行いをしている者は、お金がいっぱい入ってくるよ。ということですね。
簡単に書いてしまうとそういうことのようです。冷静に考えると、社会情勢によっては通用しないこともあります。明治時代という日本が劇的に発展を遂げる時代であればお金が来ることもあるでしょう。しかしながら令和時代のように劇的に衰退する時代では難しい部分もありそうです。