2018年1月下旬の株価展望

あっという間に2018年も最初の1ヶ月が後半に差し掛かっています。
株価が急騰している影響で、ちょっと買い増すのが不安な雰囲気は変わりませんね。こういう時こそ投資本を読む好機だと思っています。とりあえず、SPDR500が300円も急騰してくれたのに国内株が急落した影響で、トータルの収支がマイナスに終わってしまいました。まあ、それでもアメリカ株を持っていなければ更にダメージを受けることは確実だったので、アメリカ株を中心に保有するポートフォリオは良かったと思っています。アメリカは物価も上昇しているので、それなりに安定したペースで株価も騰がってくれるのではないかと期待しています。逆に国内は出来る限り経済成長せずに物価が上がらないようにしてくれることを望みます。そのパターンだと海外投資している投資家にとっては一番過ごしやすいのです。

あまりに海外に傾倒しているポートフォリオを保有しています。国内債権系もいいのかな?と思って調べてみました。「ニッセイ国内債券インデックスファンド」等を調べてみたのですが、利回りが0.5%程度しかなく、買う気力を奪ってくれました。元本割れリスクが少ないとは言えリスク資産なのに100万円投入しても3500円程度にしかなりません。日産自動車の株を100株買ったのと大して変わらないのです。みずほ銀行の株500株にも劣るという悲しさがあります。ウォーレンバフェットも債権投資に意味は無いと言っていましたが、数字で見ると意味がないことを強く実感します。

投資信託についてですが2014年から定期購入していた「三菱UFJ国際-eMAXIS先進国株式インデックス」の評価額がついに100万円を超えました。目標としていた100万円超えを予定より早く達成することができました。基本的にはアメリカの景気がトランプ大統領によって好景気になったのがよかったのでしょう。そのほかの国々にも好景気が波及してくれることが強く望まれています。日本においてはアメリカと歩調を合わせるように株価の上昇が進んできました。このまま平均株価30,000円超えを目指して登っていってほしいですね。

個別株の評価を進めていきましょう。木曜日は派手に株価が下落しました。前日のアメリカ市場は上げて引けたのですが、不思議なこともあるものです。ただ、朝のネットニュースで24,000円超えは確実みたいな記事で買い煽っている様子が見えたので、ダメなんだろうな、とは思っていました。実際ダメでしたが、24,000円超えを達成したのも事実です。終値では下落したものの一時的にでも1991年の水準まで回復できたというのは、ひとつのエポックでしたね。平成の間に平成元年を越える株価水準になれれば、経済的にダメだった平成時代も最後の最後で巻き返すことができたと振り返ることができるのにね。

京都きもの友禅(7615)の株価は順調に下落しています。最近、少しは見直されているかと思いましたが、全然ダメな様子です。インターネット上で大創業祭の広告がわりと出ているので見たことがある方も多いかもしれません。とりあえず大創業祭の効果が出てくれることを信じて待っています。本当、がんばってよね、京都きもの友禅!ついでではありますが、ラリーウィリアムズの本を読み直しているので、リンクを貼ってみました。この本を読んでから、市場でなんとか損をしないようにはなることができました。市況が良くなったというのもあるのでしょうが、実際に少額投資をしてから読むと理解が深まります。読んで損はない本だと思います。単行本だと高いのでKindleで買うといい感じです。

伊藤園はグイグイ騰がって含み損が5000円以下にまでなってくれました。配当金も来たので、とりあえず長期保有に値する株ではないかと思います。どこかに買収を仕掛けられて株価急騰とかいう夢物語はおきてくれないものだろうかね。伊藤園を買収してくれそうな会社と言えばキリンとかかな?キリンは海外投資に明け暮れて、国内市場を放置したら国内市場でボロボロになったという珍しいタイプの会社です。確かにキリンの広告とかありとあらゆる媒体で見なくなりましたものね。東芝のように経営的にダメになる残念企業ですね。せめて海外投資が成功すればよかったのですが、いまのところすべての投資案件を日の目を見ることが無かったという実に残念な状態になっています。ここを巻き返すためには伊藤園を買収することだと思うのですよ。経営規模的には業界トップになることも夢ではありません。社風とか違いそうですが。

野村原油(1699)についても少し言及しておきたい点があります。やはり寒波が来る北半球が冬のシーズンになると原油は上昇する季節的傾向は今でもあるのですね。アメリカでシェールオイルが生産できるようになったから原油価格の上値は抑えられると考えていましたが、単純にそういうことではないようです。去年は2月に買って10月に売って収支トントンという散々な結果に終わりましたが、今年は半年ずらしたいと考えています。つまりは8月に買って2月に売るのです。もちろん、そのときの値段が高値圏であれば見送ります。たまには現物投資というのも楽しいですからね。配当金が無いという寂しさはありますが。去年は下手に損切りせずに上昇するまで耐え抜いたのが良かったです。野村原油のチャートはこのようになっています。

1699

原油投資計画の作戦が立案できたところで、もう少しだけ、様子を見ていきたいと考えます。チャートを見ていると価格は上昇していますが、出来高が減少していることがわかります。出来高を伴っていない価格上昇は危険とされていますので、それが本当だとすればスコンと落ち込むのかもしれません。2017年の8月頃にちょっと落ち込んでいますね。1699は1000単位で購入なので仮に300円で仕込んで400円で売ることができたとすれば、これだけで10万円の利益を上げることができるのです。ちょっと素敵ではないですか。去年は逆にしてしまったので10万円を超える含み損を長期間保有することになり、精神衛生上よろしくなかったのですが、とりあえず、今年は同じ間違いをしないように底を打って復活し始めてから買いますよ。要は誰も原油のことなど気に掛けなくなったときが買い時だということですね。

原油は買い時ではないので、純金はどうかな?と思ってチャートを見ていましたが、高値圏ですね。原油価格の上昇で装飾品目的の金需要が増えているのかもしれません。それ以外にも株高で世界的に景気がよいので、装飾品目的の上昇が進んでいるのではないかと推測しています。工業用途ではあまり使われなくなってきた金ではありますが、これからも資産のひとつとしての地位は長期間に渡り確立していくものと考えられます。とりあえず、あと半年くらいは買い時が来なさそうなので、夏ごろにまたチャートを見てみることにします。

最後は銀行系を書いて締めくくりたいと思います。工業系の日産自動車やキヤノンは堅調に推移しているので、これ以上は書くことが無いのですよね。金の件でも書いたように基本的に世界経済が堅調であれば輸出工業系は成長していくので、特に気にはしていません。世界経済がさらに成長してくれると嬉しいですね。銀行系でしたね。みずほ銀行(8411)は215円の水準ですね。195以下で買い付けるというルールで買い進めていたので含み益がえらいことになっています。配当利回りが多少悪くなっちゃいましたね。都市銀行は転職希望者が相次いでいて将来性は厳しいと言われています。そんな風に言われているところが意外としぶとく生き残ったりするのが難しいのですが、これ以上買い集めるのは危険ですね。三菱UFJ(8306)と日本郵政(6178)は堅調ですね。日本郵政については一瞬だけ含み益があったのですが、含み損に転落気味です。前回のIPOで買ったひとは一息つけたのではないかと思います。各社共々、1月下旬も元気に上昇局面を走りぬいていきましょう。

投資

Posted by @erestage