2018年2月の株価展望
この記事の要約
- 世界の株価はオリンピックに向けてゆるやかに上昇する。
- 国内株を物色する時期ではない。
- S&P500の何が有利で類似商品には何があるのか。
本文
あっという間に2018年の1月も終わりに差し掛かっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。意外と読まれている株価展望シリーズ。やはり人は自分の判断を裏付ける情報が欲しいのでしょうね。実質的にそれに意味はないとわかっていても。今週は日本郵政が収支トントンになりました。先週はちょっと利益が出ていましたが、とりあえずそれなりの水準に回復してくれたので良しとしておきましょう。
S&P500(1557)はチャートを見ると穏やかに右肩上がりとなっています。ダウ平均自体が右肩上がりなのでこれは問題がないでしょう。若干円高傾向になっているので、円建てで買っているのは有利に働いているのかもしれません。最近はあまり買い付けしていないですが、高値傾向を恐れずに1月も連日買いにしていてもよかったのかもしれません。結果論をいまから述べても仕方がないことですが。とりあえず1月としては良かったのではないでしょうか。信託報酬が少なく有利であることから先進国株については投資信託から1557に投資比率を移してきています。よく考えると1557は年に4回の分配金があるのですよね。最初は嬉しいなと思っていたのですが、これは課税されるので、長期的な資産運用ではプラスに働かないのではないかという気がしています。分配金なしで再投資してくれるタイプの方がありがたいですね。そのような商品があるか調べてみないといけません。1547を見てみたのですが分配金利回りをアピールしていたので、あるようです。なんでどれもこれも分配金があるのだろう。ETFだからか。分配金利回りも2%くらいなので1557と大差はないようです。価格が10分の1で買いやすいと思いましたが売買単位が10単位なので一緒でした。そんな仕組みなので1557で運用する方針は、このままで良いようです。
国内個別株を買い増すか否かについては判断が分かれるところです。株主優待系をいろいろ調べてみましたが、今のところ買いたいものが全く見当たりません。外食系も株価が暴落したときに買っておきたいですが、今の時点で買うものはありませんね。いつかは松屋とか買いたいですけど。現状で、すかいらーく(3197)を持っているので、これ以上はいいかな。すかいらーくは株主優待を送ってきませんね。これいつ頃送ってくるんだろう。12月に送ってくるはずなのですが、1月も終わろうとしているのに手元に来ないというのは何か手違いがあったのでしょうか。公式サイトを見てみたら3月下旬までに発送となっていました。仕事が遅いんだね。大丈夫だろうか、この会社、心配になってきます。株主優待系はこれだから怖いのです。支払いサイトをできるだけ引き伸ばす戦法は会計上の合理性はありますが、顧客や取引先の信頼を失うことにつながるので、節度を持って対応する必要があります。ウォーレンバフェットも言っていますが、グレーなのは企業経営ではアウトです。まあ、3月に3000円の株主優待が来るのを楽しみにしています。株ではないですがイオンリートが気が付かないうちに上昇していたのですね。ここ1ヶ月くらいはキレイに右肩上がりになっています。そうか、買えばよかったかな。とりあえず、国内株は当分はおやすみしておきます。気が向いたら何か紹介していきます。
オリンピック後の経済情勢が見通せないのですが、いきなり戦争ということもないでしょうから、2月は安定した上昇相場となる見込みです。少なくとも相場が大崩壊という印象はありませんが、オリンピック後は確かにちょっと怖いですね。アメリカが北朝鮮に対して限定的空爆を行う可能性は高いのですが、実際に空爆を行うと株価がどの程度下落するのかが見通せません。急落・急上昇か長期低迷のどちらかになるはずなので、少なくとも狼狽売りはしないように気をつけます。トランプ当選直後のように急落で慌てて売ると安値で売って高値で買い戻す羽目になります。これは長期の投資成績に激しいダメージを与えることになるので、絶対に避けなければなりません。
今から一気に決算報告が出てくるので、価格変動が激しくなることが想定されますが、今のところアメリカ側の決算報告は良いものが多いのでさほど心配はしていません。外食系はダメだと思いますよ。小売もそうだけど実店舗型のビジネスは冬が寒すぎると来客数が減るという現象に見舞われる。これは、どうしようもないことだね。実際にこの数日の間、普段よりガラガラの外食店舗を見たことがあるでしょう。そのようなことは仕方がないですが、機械系などは普通に上げることが見込まれています。どれくらい効果があるかはわかりませんが平均して数ポイントの上げは期待できるでしょう。
株のお話からは離れてしまいますが、ビットコイン系の仮想通貨の話題で世界がまた大騒ぎになっています。ネムがどうのこうのと言われてもよく知らないのでなんともできませんが、とにかく何らかの価値はあるものが消えうせたのは残念でしたね。消えうせたというよりは不正に送金されたようですが、500億円相当の仮想通貨はどうやってリアルマネーに交換するのか気になるところです。危ない国に渡っている予感がしますが、はれのひ事件と通じるものがある気がします。仮想通貨とか何の裏づけもなくて怖いという話がありますが、よく考えると法定通貨だって何の裏づけも無いような気がします。ただ、みんなが使っていたり欲しがったりしているから普及したというだけで、コインチェックがどうであれ、仮想通貨もなんとか市民権を得るときが来るような気がします。まあ、仮想通貨には投資してないけどね。
さて、株のお話に戻しましょう。この半年くらい、S&P500に注力しているのですが、S&Pとは何かを良く知らなかったので調べてみました。よくわからないものに投資するのはダメですからね。今更こんなことを書くと驚嘆されそうですが。
S&P 500
大型株500銘柄を対象にしています。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)のトップ500銘柄だと勘違いすることが多いですが、この大型株500というのにはNASDAQの上場銘柄も含みます。だからアマゾンとかグーグルとかも含まれるわけですね。これらの新興企業はNYSEではなくNASDAQに上場しているので、注意が必要です。NYSEが上げていてもNASDAQが冴えない展開ということも往々にしてあるので、テレビのニュースでアメリカの株が上がっていると聞いてもS&P500の上昇に直結しているわけではありません。だいたいは連動しますが。
S&P 100
超大型株100銘柄を対象にしています。
超大型株ということで500シリーズに比べると値動きが少ないはず。
S&P 400
500から100に入れなかった銘柄を対象にはしていません。
中型株400銘柄を対象としています。いまいち使い道がよくわかりません。S&P500とは違う値動きをするのだろうと思っていましたが、調べた範囲ではS&P500と同程度のパフォーマンスだそうです。よりハイリスクな小さい企業に投資しているのに利回りが変わらないなんて許容できませんよね。
S&P 600
だんだん面倒になってきましたが、S&P600の登場です。
小型株から600銘柄を厳選しているとされています。
国内の記事で言及しているものが少ないので掘り出し物があるのかもしれませんんが、なにぶん良く判らない企業名しか出てこないので怖くて使えませんね。似たようなものに1500というのもありますが、これはここまでに紹介した500と400と600の全銘柄を足したものになります。怖いです。500を買うのが無難な感じはしますね。