3250エー・ディー・ワークス(AD)とは

売買金額上位に名前が出てくる3250ADワークスについての最新情報です。たいていの人にとって聞いたことも見たことも無い企業でしょう。この記事を書いている筆者自身、何の関心もありませんでした。

ADワークスは低位株の帝王です

なぜ、こんなに売れているのか?というとADワークスの株価を見たらわかりました。株価はなんと35円です。売買単位は100株なので3500円から気軽に買うことができる銘柄なのです。

配当利回りは1%にも満たない

長期保有には向きません。配当利回りが低いというのは、それだけで微妙な印象を受けてしまいます。

ADワークスは不動産業者です

何をやっている会社なのかという点も気になります。会社四季報によるとマンションやビルを一棟買いして、富裕層に売る事業をしています。事業の内容がおぼろげに見えてきましたが、日本の不動産を外国人が買い漁っているというのは過去の話だったのでは?今は売り払っているとかいうニュースが2017年頃に聞きましたが、売り先には困っていないのでしょうか。しかしながら、発表内容を見る限りでは業績は堅調な様子です。

株価が低いのは株数が2億株もあるから

そうなると、株価が低いのが非常に謎です。指標を見ている限りでは、そんなに悪いところは無いのです。むしろ、同業他社と比べても遜色がありません。なんでだろうかと見ていたら、この会社は株式の発行数が2億株を超えているのです。売上が100億円くらいの企業に対して、この発行枚数は異常であると言えます。1株あたりの売上が50円くらいです。もちろん、利益はもっと少ないでしょうから、一株あたりの当期純利益であるEPSの値は1円とか2円とかのレベルになります。それは、この株価が妥当ですね。配当利回りが低いのも、これだけの膨大な株数と株主数を捌くためのコストが大変なのでしょう。郵便料金だけでも恐ろしい限りです。経費で落ちるんだろうけど。

まとめ

最終的な判断としては、不動産事業を行っているADワークスですが、自社で物件を運用して賃貸収入を得るタイプの企業とは異なり、安定感が欠ける事業内容であることは明白です。高齢富裕者に対する相続税対策をネタにした不動産の販売も、消費税率が上がったら落ち込む可能性があります。ただ、2018年末のように全体的に株価を急落したときに買っておいて、数ヵ月後に落ち着いたら売る運用をすることは可能でしょう。また日々の変動も売買ボリュームもあるので、デイトレード銘柄としても使うことは可能でしょう。おそらく、そういう使い方の方が主流なのでしょうね。

投資

Posted by @erestage