株の売買記録をつけよう!
普通のトレーダーは株の売買記録を付けるそうです。例えば全トレードの平均利益を知らないと、どれくらい稼げているのか判らなくなります。資金管理のベースとしても重要です。
この重要とされる株の売買記録ですが、これまで全く付けていませんでした。記録自体は証券会社側の取引記録があるので、それで良いかと思っていました。しかしながら、よく考えるとこの取引記録だと、利益が出たのか損失が出たのかを把握することができませんでした。
記録に残すことにした項目は以下の通り。
- 約定日
- 銘柄
- コード
- 約定数量
- 取引区分
- 金額
- 損益
- 売買理由
そこでExcelで管理するための表を作成しました。このブログに殆どのトレードの記録がされていることもあって、かなり正確に2016年分のトレード記録を作成することができました。これを元にすると昨年の初夏に行っていた自動売買の成果は大幅な損失になっていました。また、ラリーウィリアムズの本を参考にして行った秋以降の短期トレードの成果は目覚しいものがありました。
この現象は書籍で読んだことがありました。「スイングトレードの法則」という本を読んだときです。
大きなマーケット局面の重要性を理解することによって、1年の半分はうまくいくのに残りの半分(またはその逆)は損失になったことの理由も分かってきた。簡単に言うと、マーケットと自分のトレードの方向が一致しているときは成功するが、そうでないときは失敗する。
マーケットの方向性と一致させることが大切だということです。2016年の前半は下落基調であると判断して、1357の短期トレードに専念するようにしていました。確かに方向性としては合っていたのですが、下げ相場で利益を出すことは1357などがある現状にしても難しいということでしょう。
単純に短期トレードが良いと言っているわけではありません。相場環境がトランプ旋風の影響で好転したこともあるでしょう。ただ、後で振り返ってみると前半は売りを全面に打ち出して、後半は買いに注力したのが良かったのかもしれません。今年も相場環境は激変する年になるでしょう。それでも、なんとか平均利益を増やす方向にもっていきたいです。