6702富士通とは

45歳以上は一括リストラというセンセーショナルな話題で有名になった富士通です。ついこの間も富士通に関する記事は書きましたが、今度は投資家視点から見ていきたいと思います。

株価は堅調な推移を見せています

富士通の株価ですが、チャートを見る限りではブロックを形成している銘柄という理解でよいですね。株価を見る限りではリストラをしなければならないくらい追い詰められた企業であるという印象を受けることはありません。

それよりも株価が高すぎて、個人投資家には手が届きません。7000円の株価では70万円が最小投資額になるので、とてもではありませんが、ひとつの会社にそれだけの資金を投入するのはリスクが大きすぎて無理があります。

四季報から富士通の窮状が見えます

四季報によるとITサービス、サーバで国内首位と記載されていました。いつの間にかNECを追い抜いていたのですね。シュリンクを続ける国内市場を取りに行っても仕方がない気がしますが、海外市場ではどうなのでしょうか?

最後の方に【欧州では営業展開国半減。低採算の米国工場も今後焦点。】と記載されていました。アジア方面に至っては記述すらありません。富士通と言う会社は海外進出に激しく失敗している様子が伺えます。他の会社が海外に目を向けて国内が手薄になっていることを幸いとして、国内を切り崩していったのですね。目の付け所が富士通ですね。

短期的には国内市場を取りに行くのでいいのですが、将来的には手の打ちようが無くなります。

だから、45歳以上のリストラを断行しているのですね。経営的な観点でいうと、とりあえずは合格点を与えられるレベルです。

気になるのは若手の待遇も悪いという点ですね。初任給が21万円というのは、高騰した社会保険料など引いたら13万円くらいしか残らないですよね。

日当5000円の仕事??東証一部上場で??地方の中堅企業でも、もう少し初任給が高いのですが、東京で、こんな給料で生きていけるのか、とても謎です?

これでは一部上場の大手企業に就職したのにワーキングプアにしかなれません。

富士通の財務基盤は磐石です

こんなことを書いていると、富士通は投資先として向かないと感じるかもしれませんが、財務的に見ると全然、そんなことはありません。

3400億円の有利子負債に対して、利益剰余金は5000億円を超えています。少なくとも債務超過で倒産するようなことはありません。

まとめ

お金があったら買いたい、富士通の軽いノートパソコンです。

投資

Posted by @erestage