9983ファーストリテイリングとは

      2019/01/13

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巨大な出来高を誇る謎の銘柄

売買代金上位の常連にいる9987ファーストリテイリング社。この会社が何物なのか誰も知らない!そんなことはなくて、知っている人は知っているユニクロの運営会社ですね。アパレル系の小売業だと、ライトオンとかハニーズなども上場しています。そして、他社では基本的に株主優待で自社店舗で使える商品券を配布していますが、ファーストリテイリングではそのような株主優待が一切ありません。それならば配当利回りが高い?とか考えて調べてみても1%にも満たない低い配当利回りです。しからば、キャピタルゲイン狙いができる株価が右肩上がりの会社なのだろう!と考えるかもしれません。チャートを見てください。なんとも冴えない結果でしょう。確かに直近2年くらいはよいですが。普通に考えれば不人気銘柄です。なぜ、そんな会社の株を売買する人が多いのでしょうか?

時価総額は5兆円を超える!

ファーストリテイリングの時価総額はなんと5兆円を超えています。だからこそ売買代金上位に存在するのですが、ここで不思議に思うのではないでしょうか。誰がどう見てもユニクロの店舗を見て、これが時価総額5兆円の価値があるビジネスだと思うでしょうか?海外でも堅調に店舗を増やしているといいますが、日本の10倍の人口がある中国ですら日本国内の店舗数にも満たないのです。トータルで見ても営業利益は1300億円程度と、営業利益の40年分以上の時価総額です。まあ、将来性をそれなりに評価しても、せいぜい1兆円がいいところ?というのが普通の人が受ける印象でしょう。

筆頭株主は柳井正

そんなファーストリテイリングの株を買っている変わり者は誰なのかと調べてみたら出てきたのは経営者自身でした。他にも柳井ファミリーの名が出てきたりしています。謎の企業テイテイワイ・マネージメントという会社も531万株保有していますが、これは相続税逃れのためにオランダに設立した会社です。要は柳井の仲間ということで、結局意味がありません。前述の通り、基本的には何の魅力も無い銘柄なので時価総額に対して株主の数はたったの5583人となっています。

ファーストリテイリングは2016年に社債を発行しています。およそ2500億円の資金を調達して定期預金にしたとされています。使い道ないのなら社債を発行しなくても良いと思うのですが、なにか不思議な違和感を覚えます。過去の経験から、何か違和感を覚える経営をしている会社は必ず破滅することになるので、注意が必要ですね。

 

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