6740ジャパンディスプレイとは

      2019/01/24

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ジャパンディスプレイは液晶メーカー

ジャパンディスプレイは日本の家電メーカーの液晶部門(日立・東芝・ソニー)を合併させてできた会社です。もちろん、中国などの海外メーカーに勝つためということで合併したのですが、結果的には完敗ということになりました。まだ倒産せずに残っているのが不思議なくらいですが、ジャパンディスプレイは上場しています。

スマホ向けの出荷は減少傾向

液晶というと液晶テレビを思い浮かべますが、ジャパンディスプレイではそのような大型のディスプレイを製造することはできません。スマホ向けなどの小型液晶ディスプレイの製造に特化した会社です。困ったことにスマホ向けの需要は減少傾向であり将来が見通せません。

銀行融資枠を使い切って経営危機!

2018年の8月に1000億円あまりの融資枠を得ていますが、四季報によると「ほぼ使い切った」とのこと。使い切って新しい製品ができたわけでもない様子なので、おそらくは運転資金として使い切ってしまった雰囲気です。融資枠を設定したのはみずほ銀行と三井住友銀行になります。倒産したら、この銀行もダメージを受けることでしょう。

配当金は安定してゼロ円です

こんな経営状況の会社なので配当金はゼロです。長期保有には向きません。短期保有向きですね。例えば2019年1月23日は一日で株価が15%も上昇しました。株価が90円台なので10000円あれば1単位買うことができてしまいます。株数も多いのでデイトレーダーにとっては夢の銘柄ということができます。ただし、長期的には下落バイアスが掛かっているので、その取り扱いは難しいです。

過去3年間の売上は右肩下がり

四季報を見てびっくりしましたが、売上が右肩下がりです。顧客に逃げられているイメージがとても強いですね。新規設備投資が潤沢にできている様子もないので、相対的に見て他の液晶メーカーより性能の劣る製品しか作ることができなくなっているのが厳しいですね。ここは廃業するかどうかの瀬戸際なのかもしれません。

中国からの出資受け入れを検討

2019年1月、ジャパンディスプレイが中国からの出資受け入れを検討しているとのニュースが出ました。その影響で低迷していた株価は上昇しました。ただ、中国の配下に入るのであれば何のために合併させて生き残らせたのかよくわかりません。ジャパンディスプレイという会社自体が何かよい結果を残せたことは無いのですし、そんな会社をつくらずに各社で静かに液晶部門を終息させればよかったのではないでしょうか。結果論ではありますが、ジャパンディスプレイを作ったことで、かえってダメージを大きくした印象を拭えません。

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