投資戦略概論 2016年11月中旬

アメリカ大統領選挙も落ち着いたことで、株価は上昇基調になりつつあります。各地での反トランプデモもクリスマスの頃には自動的に落ち着くことでしょう。それがアメリカだと思います。今週は方向性がよくわかりませんが、とりあえずまとめていきましょう。

ダブルインバース(1357)ですが、先週は選挙のタイミングで利益を得ることができました。VIXよりは有事のときは1357の方が売買しやすいので有利ですね。流動性というのは何よりも大切であると痛感しました。バーンと上げて、ドーンと下がっています。終値は高値に近づいていますが、出来高は減ってきています。市場への参加者が減っているのは良い傾向ではありませんが、現時点でちょうど一年前と同じような安値水準になっています。中間決算の結果が概ね良くないので、ここから日経平均がグイグイ騰がる展開というのは想像しにくいです。ここはダブルインバース(1357)を買っても良い頃かなーとは思います。

純金信託(1540)を見ていきましょう。これもまた微妙です。大統領選挙の際に一時的に上昇しましたが、あっという間に元に戻ってしまいました。現在は10月はじめにあった謎の金価格暴落の直前の水準にまで回復しています。この辺で反転して下落局面に入るのか、再び上昇して9月はじめの水準である4300を伺う展開になるのか、先はさっぱり読めません。出来高も微妙なんですよね。増えてはいるのですが。夏ごろは今の倍近く盛況だった市場なので、たぶん弱いのでしょう。

VIX(1552)はもはや触れる必要もないくらいです。たぶん200を近いうちに割ると思います。前回酷い目にあったので、反省して扱わないようにします。それにしてもアメリカ大統領選挙で、あれだけの危機っぽい感じになったので300を超えなかったのは残念なところです。もう、とんでもなく上昇するチカラはこの銘柄には残されていないようです。小額の資金が化けるのを楽しみに投資していた人は損切りを余儀なくされるでしょう。特に「1000円を切ったから買い時」「500円を切ったから買い時」とかいう根拠のない買い時で買ってしまった人は残念でしたね。ラリーウィリアムズの本に書いてあるとおり「落ちている途中のナイフは拾うな」ということでしょう。その点では200を割っても買い時ではありません。本当に買ってもよいのは300を超えたときかな。

日経平均インデックス(1570)については、買い時ではないでしょう。先ほども述べたように各社の中間決算が不良だったことから、日経平均の上昇余地は限られています。トランプ政権下で大幅な円安というのも見込めないことから考えても、あんまり魅力はありません。短期的には週の後半は良くなるかもしれませんね。確か日経平均は木曜日あたりに週末効果があったはずです。ボジョレーも販売されるし、なにか良いことがありそうな予感がします。

そんなところでしょうか。原油を買っても良くなさそうだし。純金の終値を見て水曜あたりにエントリーできれば良いですね。それができなければ今週はノーポジションでしょう。あとは先週は銀行株が上昇しましたね。三菱UFJが600を超えることは永遠に無いのではないかと思っていたので意外な展開でした。500にタッチしたときに買い増ししておけばよかったですね。

投資

Posted by @erestage