夏休みだよ!トルコリラ暴落祭り!!

   

夏休みシーズンですが、トルコリラのお祭りも賑わっていますね。
トルコリラは、その名の通りトルコの法定通貨です。
普通に生活しているとトルコリラを見ることは無いですね。
ドルやユーロであれば、海外旅行で両替したりするので見る機会はありますが。

さて、なぜ突然にトルコリラが急落したのでしょうか?
もちろん、トルコリラは長期に渡って右肩下がりでした。

トルコ政府はブランソン牧師という人物を拘束したのです。
ブランソン牧師は20年以上にわたってトルコに住んでいました。
しかし、反政府勢力を支援した疑いで拘束されたのです。
ブランソン牧師が拘束されていることで、経済制裁が始まりました。
強硬姿勢なのはブランソン牧師がキリスト教福音派の牧師だから。
もちろん、経済制裁を始めたのはトランプ大統領です。
トランプ大統領の支持基盤のひとつなので、軽くは扱えないのです。

そうですね、気が付いた方も多いかと思います。
ブランソン牧師を釈放すれば万事解決するはずですね。
トルコ人もそこには気がついているようです。
ちゃんと、刑務所から自宅軟禁にアップグレードしてくれました。
足首に発信機が取り付けられて、国外への脱出はできないようですが。

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なぜ、日本で話題になっているのか?

トルコって、そんなに馴染みのある国ではありませんね。
名前を知っていても、旅行したという人は滅多に見かけません。

それなのに、トルコリラの話題が大きくなっているのは何故でしょう。
それは、トルコリラを保有する日本人がとても多かったからです。
トルコは政策金利が16%でした。
日本は0.001%にも金利が満たないので、とても魅力的です。
つまりトルコリラを100万円分持っていれば、利子だけで16万円です。
めちゃくちゃですね。2000万円分のトルコリラがあれば遊んで暮らせます。
退職金を全部トルコリラにすれば、安心の自分年金がつくれるのです。

不動産投資をしても10%以下の投資利回りにしかなりません。
それが、16%なのですから、一見して、とても素晴らしい金融商品でした。
日本人投資家は高金利が好きなので、高金利通貨は人気だそうです。
高金利通貨の中でも、トルコは知名度も高く、多くの投資資金を集めていました。

でも、そんなに都合のいい話があるのでしょうか?
そうです、そんな政策金利を長期間維持できるはずがありません。
無理に維持しようとすれば、貨幣価値が下落していくことになります。
トータルでマイナスになってしまったのが、今回のトルコリラ問題です。

永遠に持っていれば、いつかはトルコも復活するかもしれません。
それができないのが、証拠金取引です。いわゆるFXと言われる商品です。
手持ち資金の数倍の投資ができるのが証拠金取引のメリットです。
数倍の投資ができて、金利はちゃんと貰えるという魔法の仕組みです。

100万円で200万円分のトルコリラが買えたりするわけです。
ただ、この場合、損失時も倍の損失が発生します。
30円で200万円分買ったトルコリラが15円になったとします。
トルコリラの評価額は半分の100万円分になります。
元々の自分のお金は100万円なので、この時点で全額が消えています。
トルコリラ自体は存在していますが、自分のお金は全滅したのです。

もちろん、追証金というお金を更に支払うことで維持もできます。
100万円入れれば、トルコリラが崩壊するまで見届けられます。
そんなお金が無いからFXを使っているはずなので、普通は資金がありません。
そもそも、200万円あるのなら、普通に外貨として持っていればいいです。

実際には業者ごとに強制ロスカット基準があるので、気をつけてください。
手数料などの関係もあって、実際の計算はもっと複雑になります。

トルコリラは今が買い時?

すごく下落しているので買い時に見えますが、これまでもすごく下落してきました。
もともとは1トルコリラが100円だったりした時代もあるのです。
それが、もう16円とか17円とか低い次元の争いとなっています。
完全にダメにはならないのでしょうが10円を割って、戻ってきたら買えそうですね。
経済制裁はまだまだ続くでしょうから10円を割る可能性は高そうです。

ここまできて、ブランソン牧師を釈放したら、トルコの面目も立ちません。
これから、永遠にアメリカの手下として生きていく運命になるでしょう。
アメリカに対抗し続ければ、どこかの国が支援してくれる可能性もあります。
長期戦になってトルコが失うものは、意外と少ないのかもしれません。

ちょっと確認してみましたが、SBI証券の口座があればトルコリラは買えました。
外貨は、どこが底かよくわからないから買いませんけどね。

世界経済に与える影響は?

トルコなんて小国がどうなろうと大丈夫!とは言えません。
もっと経済規模が小さいギリシャでも、大きな影響がありました。
トルコであれば、もっと何かがおこってもおかしくありません。
ただ、ユーロ圏ではないので、連鎖的なダメージは少なそう。
だからこそ、大規模な経済制裁ができたのでしょう。

アメリカ株も、ちょっと調整局面のようです。
トルコの存在はあまり関係ないようですが、気をつけないと。
この調整局面で、どれくらい買い増しできるかな?

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