寝台特急「北陸」乗車記録【2003年7月29日】

遡る事、15年昔、寝台特急「北陸」に乗って上野駅から金沢駅まで移動しました。そのときに乗車したのがA寝台という最も上等な部屋でした。なぜ、そんな高級な部屋にしたのかというと、単純に窓口で聞いたら、その部屋しか空いていなかったからです。当時は北陸新幹線などというものはなく、寝台特急での移動が実用的に使われていました。

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15年前の上野駅です。当時は滅茶苦茶広い駅だと感じたのですが、今になってみると、普通ですね。天井が広くて体育館みたいなつくりですね。左奥に見えるみどりの窓口で切符を購入しました。ファイルのタイムスタンプを見ると21時32分でした。発車の2時間前から到着していたのですね。その割には列車自体の写真は一枚も記録されていませんでした。当時の自分は何を考えていたのかよくわかりません。

A個室に潜入しました

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客室内に入って撮影しています。ベッドの上にアメニティセットがありました。これは、この状態だったのだろうか?撮影のために並べたのかもしれませんね。右側には切符の入った封筒も見えます。この切符は、もう見つからないのだろうなー。たぶん普通に改札で回収してもらったはずです。この写真を撮影したのは22時を少し過ぎたあたりでした。割と早い時間から待っていてくれたのですね。

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よくわからない写真ですが、たぶんベッドを座席に変換する方法が記載されていたのだと推察されます。

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照明があります。寝室なのに直接照明なあたりが時代を感じさせますが、いちおう電球の明るさは調整できる様子ですね。調整してみればよかったです。

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これが凄いですね!個室内に洗面台が装備されています。朝、並んで顔を洗ったりしなくてよいのです。すごいですね。飲んでいけないとは書いてないので、たぶん飲料水が出てくるのでしょう。コップもあるし、飲んだような気がしますよ。

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洗面台の上には、鏡がセットされています。これは素晴らしいですね。

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ドアはこんな感じになっていました。鍵も掛けられます。たしかカードキーになっていたはずです。そのカードキーは持ち帰ってきたはずなのですが、いまではどこにあるのかわかりません。

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ベッドサイドにはコントロールパネルが装備されています。ここでラジオを聴くこともできました。

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テレビもありましたが、普通の地上波は見れなかったはずです。なにか映画チャンネルがいくつかある感じで割とつまらない感じでしたね。ほとんど使いませんでした。

まとめ

この時を含めて、寝台特急「北陸」に乗車したのは2回だけでした。1回目はB寝台に乗って、寝れないし、車内は寒いしで、風邪を引いてしまいました。このA個室は、さすがにそんなことはなく、季節が夏だったということもありますが、空調も完備されていて、快適な寝心地でした。お金を使えば、それなりに快適な環境が得られる。そういう知識を得ることができたのは大きかったですね。

ちなみに、この後も何度も東京に行きましたが、全て飛行機で移動しました。やはり、在来線特急での移動は時間が掛かって飛行機よりも遅いということ、航空券が割安になってきたことも大きかったですね。今は新幹線一本で行けるので、逆に飛行機に乗る機会が無くなってしまいました。

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Posted by @erestage