2018年3月に向けての投資指針

最初から株とは関係ないオリンピックの話でスタートします。カーリング女子はイギリスとの接戦の末、見事に勝利を収めることができました。オリンピックでは初の銅メダル受賞となります。カーリングを見続けてきた、この一週間。無事に勝利してくれて嬉しいかぎりです。銀メダルよりも銅メダルの方が嬉しいとされているので、金メダルには及びませんでしたが、とても良い結果を残せました。この成果から今後はカーリングへの投資が進むのではないでしょうか?あの「そだねー」を聞くと心がなごみます。作戦を練って「そだねー」と同意しても、なんだかんだで計画通りに進まない。それでも継続していくことで微妙な差を生かして勝利につなげていくというのも、大きな実力です。

ちなみにカーリング女子のオフィシャルスポンサーは全農です。平たく言えば農協ですね。公式サイトを見ると「食事支援(おむすび)」など、輝かしい成果が書かれています。もぐもぐタイムにいちごなどを食べていたのも全農がオフィシャルスポンサーだったからなのですね。2009年から長い間、スポンサーを続けてきたようです。当時のカーリングは今ほど注目される競技ではなかったので、継続は力なりということでしょうね。ちなみに銅メダルをとれば「米百俵」が賞品として提示されることになっています。ちなみに米一俵は60kgで、昔の大人が一年間に必要としていたお米の量に近いです。ざっくりと米100年分くらいなので、米を食べることには困らないですね。問題は賞味期限が100年もないことでしょうが。オフィシャルスポンサーというのもなかなかよいものです。

ラストストーン

ちなみに繰り返しリプレイされている最後のストーンを投げたイギリスの選手はイブ・ミュアヘッドさんです。自らがナンバーワンストーンを持っている状態で、何もしなくても同点には追いつける局面。ただ、同点になると次は日本が後攻になってしまいイギリス側は圧倒的に不利になる。そこで、複数点を狙ったが結果的にイギリスのストーンが弾き出されて日本のストーンが中心に位置することになってしまいました。オリンピックには魔物が潜んでいるということでしょうか。カーリングの試合は最後まで何が起こるか予測不可能と言う点で、相場に似ていて面白いものですね。

リコーとコカコーラの関係

リコーがコカコーラ株を手放すとか、いろいろと話題になっています。リコーがコカコーラ株を持っていたとは驚きです。それも560億円分も自社の事業とあまり関係ない分野に投資していたとは。オフィスの複合機というのは今でもあまり使用する機会がありません。10年前くらいは割りとプリンタが人気でしたが、今では複合機の前に列ができるということもありません。業種にもよるのでしょうが、紙に印刷してどうこうする書類というのは格段に減ったように思います。このような点から見ても複合機メーカーが複合機以外の商流を確保していくことの大切さが現れており、リコーがコカコーラ株を手放すのは適切な経営判断であったのかは疑問が残ります。配当金もかなりの金額になるし、持っていても良かったのだと思いますが、手放して得た560億円を、更に効率的に利益を稼げる新事業に投資するのであれば、意味があるのでしょう。これが仮に退職金支払いの原資に当てるとかでしたらリコーの将来性には暗雲が立ち込めているとしか言えませんが・・・。デジタルサービスへの投資を広げるというのが、いまいち抽象的で、この会社は大丈夫なのかと、不安にさせてくれます。

あおぞら銀行は買い時なのか?

かなり以前、あおぞら銀行の株を買おうとしていました。配当利回りは良いのですが投資金額が大きくなりすぎるので少し躊躇していました。今でも投資金額が40万円からというのは厳しい気がしています。銀行系のポートフォリオとしては持っておきたいところではありますが、比較的手軽に買えるメガバンク株と比べて、投資し辛いですね。利回りはいいんだけど。それでも1%単位で違うということもないし、どうしたらよいのか難しいです。

銀行株といえば三菱東京UFJ銀行が三菱UFJ銀行になるようです。なんというか無くすのなら「東京」ではなくて「UFJ」の方をなくせばいいのに。三菱東京銀行の方が呼びやすいです。元々、東京三菱銀行だったので、先祖がえりしている気はしますが。そのうちUFJの部分が消えて三菱銀行という名前に落ち着く気がしています。それはそれで良さそうですが。既に合併前の行員たちも殆ど残ってはいないでしょうし、コアの三菱以外は切り捨ててもいいんじゃないかな?と株主としては考えます。口座を持っていたら、また違った意見になるのかもしれませんが。

2月19日~2月23日の相場とオリンピック

2月23日、金曜日の株価は午前中は軟調でしたが午後から力強い展開となりました。概ね金曜日の午後というのは週末に備えた手仕舞い売りが多くなるものとされていますが、日経平均も上がりましたし、その影響かダウ平均も上がりました。フィギュアスケートが株価に与える影響というのもあるのかもしれません。日本は惜しくもメダル圏内には届きませんでしたが、宮原知子も坂本花織も可愛らしくて良かったと思います。きっとフィギュアスケートの影響で午後の株価が上がったに違いありません。

さて、宮原知子は1998年3月26日生まれの19歳、坂本花織は2000年4月9日生まれの17歳です。この二人が生まれた年に日本株に投資していたとすれば、今のリターンはどれくらいだったのでしょうか?当時、インデックス系の投資信託が無いので日本株で実現するのは難しいのですが、日経平均で見ていきます。1998年3月26日は17000円くらいですね。2000年4月9日は休場でしたが、直近の株価を見ると20000円くらいとなっていました。この期間だけでも上昇率は17%くらいありますね。90年代後半というと日本がボロボロという印象を持っていましたが、改めて振り返ってみると、投資チャンスはいくらでもあったように見えますね。もちろん、この株価上昇にはYahooなどのドットコムバブルがあったことは忘れてはいけません。この期間に急上昇したドットコム株で今でも上昇している株は無いのですから・・・。

計算しやすくするために、直近の株価を22000円としておきます。あれ、2000年とそんなに変わっていない気がする。2000年4月9日に買って保有していたとすると、29%程度の上昇率しかありません。この期間が17年もあるのにです。1年あたりの利回りにすると1.7%程度。日本株を長期保有しても損はしないですが、キャピタルゲインを望むことは絶望的なようです。普通に考えてもアメリカ国債などの先進国債権のほうが利回りが良いので、日本株に投資するのは無意味だった17年間ですね。もちろん、海外債権には為替リスクがあるので注意しなければなりませんが、もしかしたら国内債権に投資するよりも日本株に投資したほうがパフォーマンスが悪い17年間だったと言うこともできそうです。

仮にアメリカ株に投資していたら?

日本株では絶望的なパフォーマンスしか得られなかったこの期間ですが、この2000年から今までアメリカ株に投資していたら、どうなったのでしょう。2000年のダウ平均は10000$程度でした。今は25000$あるので、上昇率は250%ですね。日本株とは比較になりません。これがアメリカの凄さなのかもしれません。10年で倍になるというペースがこれからも続くのかはわかりませんが、それでもアメリカの人口は増加傾向にあり、またアメリカ企業の実力も今だ衰えを見せることはありません。アメリカよりも大企業の歴史が短い日本なので、いろいろ至らない点があるのかもしれませんが、とりあえずアメリカに投資しておいたほうが無難だということがわかります。日本株に投資すると大変なことになるので避けたほうがよいですね。

日本株も配当金があったよね?

先ほどの評価では考えていませんでしたが、日本株を買っていた場合でも配当金が支払われていたはずです。配当性向はアメリカの方が圧倒的に高いので、配当金を入れても日本株のパフォーマンスが悪いことに変わりはありませんが、それでも多少のリターンの改善は見込まれます。平均配当が1.6%として17年間の複利運用を考えて見ましょう。計算サイトで計算してみたところ、100万円投資すると130万円くらいにはなるようです。インカムゲインのリターンが30%もあるんですね。これはなかなかです。まあ17年も掛かっていますが、キャピタルゲインの上昇率もあるので、実際には両方を合わせて投資金額は倍くらいになっていてもおかしくありません。日本株でも、相当なリターンが見込めるのですから、長期投資には合理性があると言ってもいいでしょう。実際にウォーレンバフェットなどは、それで稼いできているのですから。

これからどうすべきか

株価の変動エネルギーは弱くなってきています。この後で上げるのか下がるのかはわかりませんが、近いうちに蓄積されたエネルギーが爆発することでしょう。それは恐らくは上げる方向に動くかな?動いてくれるといいなーという期待を込めてもいますが、とりあえず2017年10月レベルに一度落ち着いてきてはいるので、ここでどれくらい買い増しできるかが、今年の勝負の分かれ目になりそうな気配がします。

中国電力(9504)は1200を割って1200に戻ったところで買い、1250で売りという戦略パターンが年に数回使えるような気がしています。次に落ち込んだタイミングで200株くらい短期投資用に買い増ししておきたいなと思うのです。ここ一年くらいのチャートで見ると明らかにブロック相場になっているので、このパターンを活用できれば、少しは稼げる気がします。ブロック単位で8000円くらい利益を出せれば、年に3回くらいの投資タイミングがあれば24000円くらいです。まあ、そんなに気軽にはできませんが、あれば便利くらいなテクニックですね。

キャノン(7751)も40万円の大台を割り込んでいる状況です。これはなかなか良い状況でもあり、買い増しするのならばこのタイミングであると判断することもできそうです。ホンダ(7267)は復調してきました、直近の株価下落のダメージも大して大きくはなく、これは当分は何もできずに様子見ですね。どうしたらいいのかな?

原油(1699)についても、おそらく夏ごろには300を割る展開になると睨んでいます。300を割って300に戻ったタイミングで1000買い付けして、2018年末から2019年始頃に売却するプランを検討しています。理想的に進めば50000円以上は利益を出せると思うのですが、それだけ出ればクリスマスケーキが食べられるかもしれませんね。ポジティブに考えていきましょう。

純金(1540)が現時点で、一番のスイング有望株だと思っています。円高傾向が高まった影響で金価格は下落しつつあります。2017年12月につけた安値のラインに到達してしまいました。ほとんど為替変動の影響だとは思いますが、4420で買って4520で売ることが仮にできるとすれば、これも8000円程度の利益になります。投資金額が大きいのと、SBI証券のアクティブプランだと売買手数料が割高になるので、これを実行するかは判断が難しいところです。打って出ることは十分に可能なのですが、本当にやるのかは躊躇してしまいますね。アクティブプランで30万円以上50万円未満の場合の売買手数料は463円、つまり往復で1000円くらいの売買手数料が掛かってしまうわけなのです。行けるとは思うんだけど、本当にいけるのかな?うーむどうしたものか、判断の難しいところですね。

ゴディバのチョコレート

ゴディバのチョコレートを頂きました。そんなに普通のチョコレートと違わないだろうと思っていましたが、食べてみるとやはり違いますね。食感がよく考えられています。硬すぎず軟らかすぎない、そういう絶妙なバランスを実現するのは困難だろうと思います。まあ、ゴディバといえばベルギーチョコレートの名門です。一度は食べておくのもよいかもしれません。最近は他のチョコレートも値上げされているので、割と手が届きやすいかもしれませんね。Wikipediaでゴディバを検索すると新商品のところにアロマが香るカムカムレモン、抹茶フラペチーノ、なす風野菜ドリンク、明治ミルクチョコレートとか出てくるんだけど、これは本当なのかな?消されていないことを見ると本当なの?まあ、とりあえずゴディバのチョコレートを輸入している商社などがあるのかと思っていましたが、日本のゴディバはゴディバジャパンが代理店のようです。どうしようもないですね、株を買おうかとおもっていましたが、ゴディバ関連株というのは存在してはいけないものです。ベルギーの株を買えばいいのか!先進国株式の投資信託を買っているので間接的に少しは買えているかもしれませんね。ゴディバばんさいなのですよ。

 

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Posted by @erestage