ダウ理論
マーケットのテクニカル百科という書籍を読んでいますが、これがまた難しい。ダウ理論はダウ平均株価を基準にした理論っぽいです。よくわかっていないのに書くのもだめですが。ダウ工業株、鉄道株の平均値の乖離とかからラインを形成しているか判断する仕組みのようです。
出来高はトレンドとともに変化する。とか言われてもね。トレンドは決定的な反転シグナルが出るまでは継続するらしいです。反転シグナルが出たときには売るのに手遅れなケースが多いと思うのですが。反転シグナルが出るまえに教えてくれる優れた指標があれば嬉しいですが、そんな未来予測ができる指標なんてあるはずもなく。実際にそんな動きをする指標もありますが、偽シグナルも多く発生するのでトータルでの勝率が半端なく低かったりします。
勝率50%台後半になるトレードテクニックを探しているんだけどなぁ。これがまた難しくてとても困っています。時間には限りがあるので、無限にトレードテクニックを探しているわけにもいかないのです。
ダウ理論に従って1897年に投資した100ドルは1956年には1万ドルを超えたとか書かれているのですが、1897年に100ドルを投資した人は1956年に生きていない気がするのは気のせいでしょうか。20代で投資したとしても80代ですよね。その期間には世界大戦もあったし、激しいインフレもありました。1897年のドルというと確か1ドルが1円の固定相場の時代だったはずです。当時の大工の日当が50銭だそうなので、20日でやっと1円ですね。1ドルが月給相当と考えてもよさそうです。つまり100ドルは100ヶ月分の労働賃金に相当します。なんだろう、物価変動分も増えていない気がします。
正直言って103年間のリターンとか、教えてもらってもどうしようもありません。自分が生きている間に成果が出ないのであれば、それはもはや生命保険にも劣るとしか言えません。
ただ、この本で良い点は「価値のないもの」を説明しているところ。
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- 証券会社の投資推奨(強い買い、買い、保有、売り、強い売り)
これらは価値のないものとされています。
その通りだと思います。特に株価の予想とか読むだけ時間の無駄です。