デジタルクーポン債とは何か
債権投資についてはさっぱり詳しくありません。
現状では株と投資信託の二本建てによる資産運用を行っています。
将来的にはポートフォリオに債権も必要かもしれないので情報収集です。
まず「デジタルクーポン債」というものが目に付きます。
金利が8%とか、詐欺じゃないかと思うような好条件です。
きっとワナが仕掛けられているに違いないのです。
一瞬で分かるデメリットは流動性が皆無であること・・・。
- 本債券は金融商品取引所その他の日本国内外の取引所に上場されておらず、また満期償還金額及び売却金額は償還対象上場投信の市場価格に連動すること等から、流動性(換金性)が低く、本債券の買手を見つけることが困難であるため、原則として満期償還日前の途中売却はできません。
とか、物騒なことが書かれています。
つまり国債などと異なり、満期前に売り払って現金にすることができません。
中途解約が禁止されている定期預金のようなものです。
とても恐ろしくて、手を出せる代物では・・・。
100万円くらいの用途が無いお金があるのなら試して見て良いかもです。
ただ、本当に用途がないのならインデックス投資したほうがよさそうな気が。
金利は出てくるけど、その度に課税されるしね。
つまり2~3年後に用途があるお金を運用するのか!?
または金利分のお金が必要になる場合に役立ちそうですね。
例えば、100万円くらい投資して、うまくいけば車検代くらいは出るかも。
うまくいけばと書きましたが、投資なのでうまくいかないこともあります。
国債などは金利が発行時点で確定されているので良いのですが・・・。
このデジタルクーポン債は天国と地獄のようなシステムになっています。
たとえば、こんな感じですね。
右端の「もしくは」の部分に注目してください。
そうです、運用が上手くいかない場合は0.199%しか金利が付きません。
インデックス投資の方が長期的に見れば確実なように思います。
でも、このシステムは発行元からしてみれば魅力的です。
運用失敗時の損失を最小限にすることができます。
運用成功時もその一部を金利として支払うだけで良いのだし。
なんとなく、投資信託を運用するより、儲かりそうな気がします。
こういう複雑な金融商品には手を出さないようにしましょう。