投資指標のPER、PBR、EPS、BPSを知りたい!
投資指標として知られているPER、PBRなどの謎の数値。
小さければよいものと、大きいほうがよいものの区別は付いていますか?
意外と知らない、これらの指標について説明してきます。
PER(株価収益率)
発行済み株式の時価総額を純利益で割った数値です。
PERの年数分で発行済み株式の時価総額分になるということです。
これが200とかだったりすると、200年間も経営が持続しないといけません。
とてもおかしいことになります。通常は10以下であることが望ましいです。
この数値が高すぎるときは、間違っても買ってはいけません。
PBR(株価純資産倍率)
株価を一株当たりの資本で割った数値です。
現時点で企業が解散したときの解散価値に対しての株価の水準を示します。
これが1以下ということは、即解散しても株主は利益を得ることになります。
そのため、通常は1以下にはならない指標です。
この数値が高すぎるときも、気をつけないといけません。
EPS(一株当たり利益)
当期純利益を発行済み株式数で割った数値です。
この数値は、高ければ高いほどよいです。
これがマイナスだったりすると大変です。
BPS(一株当たり純資産)
純資産を発行済み株式数で割った数値です。
この数値は、高ければ高いほどよいです。
これがマイナスの企業は債務超過ですね。
まとめ
さて、ここまでのおさらいとして、東芝の指標をみていきます。
PERは6.97倍です。だいたい7倍ですね。
7年間営業すれば時価総額に達するので、それなりに適切な数値でしょう。
PBRは2.88倍です。解散しても一株あたり85円くらいの価値はあるのです。
つまり、額面割れはしないということですね。割と良い値です。
EPSは34.5になっています。
これは原発事業の損失をいれたら激しいマイナスになる気がします。
でも、福島原発の解体の収益があるのだから、原発事業は本当にダメなのか?
BPSは85.79ですね。PBRから求められる値と同じですね。
そうです、PBRとBPSは表裏一体なのです。
とにかく、慣れていくしかないのです。指標の見方をマスターしましょう。