ラリーウィリアムズのTDWとTDM

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ラリーウィリアムズの書籍では株価には季節性があると述べています。季節と言うと「冬はコカコーラの株価が下がる!」みたいなことが書かれているのかと思いますが、そんなお話ではありません。そもそも短期売買法の本で春夏秋冬を述べられても困ってしまいます。ラリーウィリアムズが季節性として指摘しているのは「週」と「月中の営業日」です。

TDW

TDWとは単純に曜日のことです。長期的なデータを見て「月曜日は株価が上がりやすい」とか「金曜日は下がりやすい」みたいな考え方をします。日経平均でシミュレーションしてみましたが、単体で使ってもあまり利益は出ません。単体で使うものではないことはラリーウィリアムズの書籍内でも紹介されています。TDWは他の投資手法のパフォーマンスを改善する目的で使うのが正しいです。取引対象の銘柄についてTDWを事前調査しておくことは大切でしょう。

TDM

TDMとは月の中の営業日の日数を示します。単純に日付で統計を取ると、土日や祝日などの休場日があるのでうまくいきません。TDMであれば営業日しか考えなくてよいので、統計を取るのが簡単になります。

日 付 1 2 3 4 5 6 7
曜 日 金   月 火 水 木
TDM 1 - - 2 3 4 5

簡単にカレンダーの日付と曜日とTDMの関係を書いてみました。これでわからなかったら、ちょっと説明するのが難しいです。ただTDMの重要性はさほど高くはないとラリーウィリアムズの書籍では書かれています。「従うときもあれば従わないときもある」そうなので参考程度にとどめておきましょう。

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Posted by @erestage