テンプルトン卿の流儀を読了

テンプルトンの流儀という本を読みました。テンプルトンとはバフェットと並び称される投資家です。とは言っても今日まで存在を知らなかったので、あまり有名ではないかもしれません。バフェットと大きく異なるのは、バフェットが米国内株式しか取引しないのに対してテンプルトンは海外株にも目を向けていた点です。よくわからないものには手を出さないというバフェットの考え方の方が安全な気がしますが、その対極を行くテンプルトンも同じような成果を上げることができたというのは興味深い点です。つまり、よくわからないものに手を出すか、出さないか、は結果に影響を及ぼす性質のものではないということです。

この書籍内ではアジア株が比較的大きく評価されています。まあ、そういうこともあるでしょうが、今からアジアに投資するのは遅すぎる気がするので、やめたほうがよさそうです。だからといってインドに投資するのも微妙ですし、どうしたらよりよい成果がでるのかは非常に謎ですね。テンプルトン卿の真似をするのは難しそうです。危機の時こそ買えということですが、トランプ危機とか11月にありましたが、僅か1日で市場が回復したので買いのタイミングは非常に難しいです。市場の非効率性はテンプルトンが活躍した時代と比べると格段に減っているのです。つまり、これからの投資において大切なのは基本に忠実な投資を行うことだと判断します。

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Posted by @erestage