コスタビクトリアで行く福岡

福岡は観光に向かない

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福岡港はコスタビクトリア2016年クルーズのメインポートとしての役割があります。多くの乗船客は、この港から乗って、この港で降りていきます。どこからでも乗れるという今回のクルーズですが、ここから始めるのがいちばん楽しくなるように各種イベントのプログラムは構成されています。その分、福岡での観光は考慮されていません。福岡駅までのシャトルバスもないので、タクシーでの移動を余儀なくされますが、16時出港のため滞在時間も短く、買えるものと言えば他の港でも手に入るものばかりなので、そもそも下船の必要性がないのかもしれません。福岡みやげが欲しい場合に駅まで買いに行くくらいですね。

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日本の入国手続きを行う必要があります。福岡が最終下船でない場合でも日本の入国手続きを行う必要があります。そして全員の入国手続きが完了するまで、船に戻ることはできません。入国済みの人と未入国の人が船内でゴチャゴチャになるのを防ぐためですね。船に長く滞在したい場合は入国手続きをできるだけ遅らせる必要があります。船に戻れるのは12時以降です。

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死ぬほど暑かった福岡のクルーズセンターですが、一応、ちゃんとした建造物として建っています。倉庫のような安っぽい作りの建物ですが、仮設テントで営業している金沢港よりは発展していることを伺わせます。しかしながら、福岡では誰も歓迎してくれませんし、お店もありません。

炎天下の中、タクシーの列に並ぶとタクシーに乗れますが、どうもタクシードライバーによると福岡市民にクルーズ船というのはとても嫌われている存在らしいです。中国人のクルーズ船客が街を荒らすといった歴史があるそうで、今回のコスタビクトリアもクルーズ船ということで、そんな白い目で見られています。中国人、ほとんど乗っていないんだけどね。