Apacheのポート番号を変更する

はじめに

HTTPではポート番号が80番(HTTPSでは443)と決められています。ブラウザでIPアドレスやホスト名をアドレスとして入力すると、指定したサーバの80番ポートに接続に行くことになります。これはデフォルトでそうなっているだけで、コロン(:)をつけることで任意のポートに接続することができます。

  1. http://172.0.0.1/
  2. http://172.0.0.1:1080/

2番の指定をした場合、ブラウザは1080ポートに接続しに行きます。
ポート番号は65535番まで使用することができます。

設定手順

恒例の「httpd.conf」でポート番号を変更することができます。ただし、既に使用されているポート番号を指定すると起動しなくなるので注意しましょう。

Listen 80

と指定されている場所を以下のように書き換えて

Listen 1080

Apacheを再起動すれば、めでたく1080番ポートで起動します。

1080

複数バージョンのApacheを同一の開発環境で動かす場合などに重宝します。

まとめ

Apacheを複数バージョン使うことなんかあるのか?という意見もあるかと思います。Apache上で動かすWebアプリケーションの種類によっては動作保証されているApacheのバージョンが限定されていることがあり、そのようなWebアプリケーションを複数種類開発するときにはポート変更の技術が必ず必要になります。VMWareなどで仮想サーバを立てるのも良いですが、この方式のほうがメモリ消費量も少ないので、貧弱な開発PCしか使えないときには、特に重宝します。

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Posted by @erestage