xip.ioを使用する

はじめに

xip.ioはワイルドカードDNSサーバと呼ばれ、URLで指定したIPアドレスを返してくれるDNSサーバとなっています。このサービスとApacheのバーチャルホストを使用することでローカルホストでも複数のサイトを立ち上げて開発したりすることができるようになります。

操作手順

コマンドプロンプトを起動して、下記コマンドを実行してください。

nslookup test.1.1.1.1.xip.io

アドレスが1.1.1.1として表示されます。
つまり、IPアドレスが中に含まれていて、末尾がxip.ioになっていれば指定したIPアドレスがDNSの結果として返ってくるのです。

Apacheを起動した状態でブラウザに以下のようにアドレスを入れてみてください。

develop1
develop.127.0.0.1.xip.io
abc.test.127.0.0.1.xip.io
abc.test.127.0.0.1.xip.io

このように、どちらのアドレスを入れても、ローカルのApacheに接続できていることがわかります。似たようなことはHOSTSファイルの修正でもできますが、HOSTSファイルは書き換えようとするとセキュリティソフトに止められることがあるので、こちらを使用したほうが確実です。

便利なxip.ioですが、注意すべき点として、インターネット上に接続できる必要があります。xip.ioのサーバ自体がインターネット上にあるため、インターネット接続が無い環境ではDNS参照ができず、ローカルのApacheにも指定したアドレス経由では接続できなくなります。

まとめ

上記の2つの例では同じ内容のコンテンツが表示されていますがApacheのバーチャルホスト機能を使用すると、別のコンテンツを表示することができます、これについては次回、説明していきます。

Apache

Posted by @erestage