Juliusで音声認識できる単語を増やす方法【ねこ】

2019年7月21日

Juliusの記述文法認識のサンプルに好きな単語を追加する方法を紹介します。

辞書の作成には、Perlの実行環境が必要です

当然、Windows上には入っていないので、何とかしないといけません。ストロベリーパールというものを使うと、インストールしなくてもPerlを使うことができます。こちらの記事で紹介しているので、よかったら見てください。

  • strawberry-perl-5.30.0.1-64bit-portable
  • grammar-kit-4.3.1

この二つが、Dドライブの直下にインストールされているとして説明していきます。そんなに難しいことはありません。この組み合わせであれば難なく動きます。

今回は「fruit.voca」ファイルに「ねこ」を追加してみます。

nako

こんな風にしました。

早速、辞書をビルドしてみましょう。

ストロベリーパールを起動して、そのコマンドプロンプト上で操作します。

cd D:\grammar-kit-4.3.1\SampleGrammars\fruit
perl D:\grammar-kit-4.3.1\bin\win32\mkdfa.pl fruit

簡単ですね。

build

こんな風になるはずです。

generatedと出ていれば大丈夫です。

辞書の動作を確認する

早速、Test.batファイルを実行します。

runneko

おめでとうございます。

これで「ねこ」を音声認識することができました。

システム開発

Posted by @erestage