9434ソフトバンクとは

以前のこのコラムでも紹介したことのある9984のソフトバンクとは別の銘柄になります。最近は売買金額上位に来ることも多くなりました。2018年12月にIPOで上場した目玉銘柄でしたが、上場初日に1200円台まで急落。たくさんの個人投資家にダメージを与えたことでも有名な銘柄です。市場環境に改善が見られる2019年1月に入っても株価が公募価格を超える雰囲気には乏しいのが現状です。

ソフトバンクは通信事業会社です

ソフトバンクグループから携帯電話事業を中心とする通信事業を分離して誕生した会社がソフトバンクです。同じ名前なので、意味がよくわからない向きもあるかと思いますが、そういうことなので仕方ないです。似たような名前ですが、ソフトバンクグループに比べると最低投資金額が15万円以下ということで、個人投資家にも優しいように一見見えます。

株価は微妙に高くて買いにくいです

先ほど述べたとおり、現時点での株価は1400円くらいで、最低投資金額は14万円になります。しかしながらそれだと証券会社の無料売買枠の中に収まらないのです。10万円以下になってくれれば少しは買う気がするのですが、今の値段設定では当分は見送りですね。配当利回りが高い!みたいな触れ込みでしたが2.6%程度とされており、むしろ配当利回りが低い銘柄である点は特筆すべきでしょう。IPO時にまことしやかに流れていましたが、誰がそんなことを言い始めたのか、今ではよくわかりません。IPOの恐ろしいところですね。

新しい会社なので将来性は?

新しい会社すぎて、いろいろと書くネタが乏しいのが現状です。そういう株は買わないほうが無難ですね。あとは通信事業会社ですがIPO期間中に大規模通信障害を発生させるなど、技術面で大丈夫なのか心配になってくる部分はあります。通信インフラは継続的な投資が必要であり、そのためのIPOであったということでもありますが、ただ今回の結果を見ると、次のIPOは上手くいかないであろうことは明らかです。いかな個人投資家でも同じ銘柄で同じ失敗はしないでしょうから。次の大規模投資に使う資金を簡単に調達することができなくなったという点で長期的に見ると赤信号が点灯していると判断できなくもありません。

iPhoneが売れないのも懸念材料

世界的にiPhoneが売れていないのでAppleショックなどと言われていますが、それはソフトバンクも同じです。歴史的にiPhoneと共にシェアを伸ばしてきただけに、iPhoneに魅力がなくなってきたということは、ソフトバンクの成長にも影響を与えることでしょう。iPhoneに代わる魅力ある製品を提示できなければ、NTTドコモやauにシェアを奪われてしまう懸念も拭えません。

まとめ

結論から言ってしまうと、長期投資するには心配な会社です。

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Posted by @erestage