二日酔いの原因と対策

   

二日酔いは英語で【hangover】と言います。辞書を引くと二日酔いに相当する単語は多くの国に存在します。遥か昔から人類を悩ませてきた二日酔いは、どのような原因で発生するのでしょうか。

二日酔いのメカニズム

一般的に二日酔いは【お酒の飲みすぎ】という認識があります。言い変えれば【アルコールの摂取しすぎ】ということにもなります。アルコールは肝臓で分解されます。分解の過程で【アルコール】→【アセトアルデヒド】→【酢酸】となっていきます。最終的に酢酸になれば人体に無害ですが、途中のアセトアルデヒドは人体にとって有害です。アルコールを肝臓の処理能力を超えて摂取すると、アセトアルデヒドが大量に体内に生成されてしまい、さまざまな体調不良をもたらすのです。二日酔いによって発生する頭痛は、このアセトアルデヒドが脳内に留まることで発生すると考えられています。

二日酔いの予防方法

飲みすぎないということが大切です。人により肝臓の処理能力は異なりますが、350mlの缶ビールを1本飲むと代謝には3時間程度必要になります。缶ビール2本程度なら一晩寝れば無理なく代謝できる可能性が高いです。また、食事をとりながらお酒を飲むようにすることも心掛けましょう。他の食べ物も一緒に食べることでアルコールを摂取するペースが穏やかになることが期待されます。食べ物の他にもチェイサーとして他のソフトドリンクも飲むことが大切です。アルコールの代謝には大量の水分が必要になります。ビールの場合は飲んだ量と同じくらいの水分を、ワインなどの高アルコール飲料では3倍程度の水分を摂取することが大切です。

ウコンやしじみエキスは医学的な効果が不明

ここで、思いつくのが【ウコンのチカラ】や【ノミカタ】などの市販製品で二日酔いを防ぐことができるのでないかという考えです。ウコンやしじみにアセトアルデヒドを分解する効果はありません。少なくとも科学的に実証されたことはありませんので、ブラシーボ効果以上は期待しないほうが良いでしょう。信じられなければ、ウコンのチカラを飲んでからお酒を大量に摂取してみるといいでしょう。きっと翌日は頭痛になります。

二日酔いになってしまったら

二日酔いになってしまったら、とくかく大量の水分を摂取することが大切です。汗や尿としてアセトアルデヒドを排出してしまいましょう。ただし、冷たい飲み物は弱っている胃や腸に更なる打撃を与えることになるので、できるだけ温い飲み物を継続的に飲むことが望ましいです。電子レンジで温かくした牛乳などがあれば最適です。二日酔いが落ち着くまでは食事は控えましょう。体に栄養を与えるためにも牛乳は良いです。

また、対症療法ではありますがロキソニンなどの鎮痛薬を飲むことで頭痛を改善することができます。二日酔いによる頭痛ではバファリンなどの弱めの鎮痛薬では効果が見られないことがあります。躊躇せずにロキソニンなど強めの市販薬を飲んでしまうのも良いでしょう。二日酔いで病院にかかる方は少ないでしょうから、ドラッグストアなどで、薬剤師に相談してみるのもひとつの手です。

これらの対処をしながら、楽な姿勢で何もせずにいることが大切です。肝臓は今もフル回転してがんばってくれているのです。ここで動いては体のダメージは増える一方です。間違っても、クルマの運転など外出してはなりません。二日酔いでも飲酒運転で検挙されます。

まとめ

  1. 適度な飲酒量を心掛けよう。
  2. お酒を飲むときはお水も飲もう。
  3. 二日酔いになってしまったらお水を飲もう。

 - ヘルスケア